satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

自分を大切にすることとは・・・

もっと自分を大切にした方が良いよ

ちゃんと自分のことを守らなきゃ

 

ここ最近

このようなことを言われる機会が増えたように感じる

 

今までも言われていたのかもしれないが

心に引っかからなかったのだろう

 

息子の同級生のお母さんとの出来事

彼女には小学生の娘さんもおり

試合はいつも応援に来られていた

とてもおっとりした方で

娘さんにもスローテンポで応じている

娘さんが針仕事でまごついていても

決して

怒ることなく

丁寧に娘さんの気持ちに寄り添う

なんて穏やかな人なんだろうと

衝撃でもあり

彼女と仲良くなりたいなと思っていた。

 

息子がトラブルを起こした際

彼女のご自宅にお詫びに伺った。

 

たまに息子が私のことを守ってくれて

そんなときはとても嬉しいんですよ

 

と穏やかな笑顔で受け入れてくださる

そんな彼女をみて

いかに自分がせかせかしていて

常にイライラしていて

穏やかとはかけ離れた生活をしているかを思い知った

 

そして

彼女のように

穏やかに生きたいと強く思った。

 

彼女は夫や息子に守られているが

決して弱いわけではない

それ以上に強いものを持っているのだと思った

 

私は1人親だから・・・

と思われることが嫌で

母親であり父親であり

キャパを超えてしまっていたのかもしれない

自分なんておきざりにして

訳もなく必死であった

 

自分を大切にする

自分を愛する

 

どうやって???

 

Aとの出会い以降

人に少しでも優しくされると

本気で驚いていた

なぜ

こんなに優しくしてくれるの?

 

今思うと

それはいたって普通のことだったのかもしれない

 

普通に暮らすこと

普通に話すこと

普通に気に掛けること

 

その普通レベルを

私は優しすぎると感じていたのだと思う

 

普通って

なんて心穏やかなんだ

 

Aとの生活で

アルコール依存症による共依存関係に陥り

まさに機能不全家族状態で過ごしていた

常に再飲酒に怯え

まともに会話もできないし

何かあれば

お前がそうしたからだと責任転嫁され

別れを選ぶと見捨てるような罪悪感に苛まれる

私が悪いんだ

常に怯えていたのかもしれない

思考能力は停止し

今この状態が普通になっていった

自分のことを人に話すこともなくなっていた

というより

話せなくなっていた

 

自分の価値を見出せず

自分なんてと卑下する思考になり

優しくされる資格なんてないし

優しくされること自体を忘れていたのかもしれない

 

何か注意されると自分のことだと感じる

私なんて何の価値もないし

普通に幸せになれるわけがない

普通の人とは違うんだ

 

本気でそう思っていた

 

 

彼と出会うまでは。

 

 

Aとも距離を置き

自分の中でも踏ん切りがつき

しっかりと別れることができた

 

Aとのことを

文章にして思い返すことで

冷静になっていった

 

やっぱ私おかしかったんだな

 

今考えると恥ずかしい失敗ばかり繰り返してきた

なぜそんな単純なことが分からなかったのか?

気づかなかったのか?

 

理由を探す作業すらもう必要ない

過去の出来事から目をそらさずに

自分の愚かさを痛感した

それでいい

 

そんな馬鹿な自分だったのだから

 

過去は変えられるんだよ

 

彼が教えてくれた。

 

今の自分を形作るために必要な過去だったと思う

何も知らないまま

自分勝手に生きてきたら

気づけなかったことに

たくさん気づいたし

人に優しくもなれた

普通でいることの穏やかさに

気づかせてもらえた

 

思い出したくもない過去ではあるが

その経験を踏んだからこそ

 

彼と出会うことができたのかもしれない

 

そうでなければ

ただ通り過ぎていたのかもしれない

 

自分を大切にする

 

何が嬉しくて何が嫌なのか?

すぐに忘れそうになるが

その考えをもって世間を眺めたら

とても冷静になれる気がする

 

やりたいことはする

やりたくないことはしない

 

彼は

自分のやりたいことを知っているし

人生の楽しみ方も知っている

そして

実行できる

しっかりと本質を見つめている

目の前のことを見て

想像する

とてつもなく運が良くて

すべてが上手くいく

それって

生まれつきなのかもしれないが

やはり

どこか知らぬ間に

そうさせているのかもしれない

物事の善悪をしっかりと判断し

正しい方向へ進んでいく

たくさん本を読むからだろうか?

いや

やはり生まれつきなのだろうか?

 

私は

何でも自分でやりたいと思っていたし

自分でやるしかないと思っていた

好きなことも嫌いなことも

 

自分を大切にする

 

本当は

車の運転もそんなにしたくはない

できれば助手席に座って運転手をサポートしたい

 

本当は

重たいごみ袋なんか無理して持っている

 

本当は

そんなに強くない

泣きたくなることの方が多い

 

本当は

男の人みたいに何かを背負うことができない

 

本当は

誰かを支える側でいたい

 

そして

守ってほしいのかもしれない

 

今までどんなに強がって生きてきたのか

気づいたら

涙が止まらなくなった

 

弱くてもいい

できなくてもいい

もう

強がるのもやめよう

 

できないことを認めて

自分に無理をしないで生きていこう

 

それが

自分を大切にするってことでないかと思う

 

今までできないと思っていた

やりたいこと

を少しづつやっていこうと思う

 

人生も残り半分

 

我慢したり

過去を振り返ったり

人のことを言っている暇なんてない

 

私はやりたいことを

やりたいときにやる

 

できないことは

しない

 

無理

しない

 

部屋のカーテンを変えてみた

今までなら高価だからと

諦めていたけど

変えて正解だった

 

娘と東京に行った

今までならお金も時間もないと

諦めていたけど

行って正解だった

 

人の陰口は大嫌いだ

聞いていないふりをしてやり過ごした

正解だった

 

ロケットペンダントを買った

子供みたいで恥ずかしかったけど

いつも

心強くいられる

正解だった

 

人に何と思われようと構わない

私が幸せだと

思えば

幸せなのだと思う

 

彼女との出会いも

今であったから心に響いたのかもしれない

 

彼との出会いも

私にとっては絶妙なタイミングであったのかもしれない

 

しっかりと準備が整って出会ったからこそ

こんなにも

私の心をつかんでやまないのかもしれない

 

それは

心臓を素手で捕まれるような感覚であり

どこか

懐かしくもあり

安心感にも似たものだけれど

その反面

胸の鼓動は鎮まることはなく

不思議な感覚でもある

 

彼との出会いに感謝したい

こうして彼と同じ時代に生きていることにも

感謝したい

 

夜空に月を見つけるだけで

幸せな気持ちになることを知った

 

楽しいことを

ただ楽しんでいきたい

 

世の中って

そんなに悪いものでも

ないのかもしれない

 

ただ

私が

気づかなかっただけで