satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

私のお笑い観

お笑いが好きだ。

コントよりも漫才が好きだ。

 

何気なくネットニュースを見ていたら、とある記事が目に留まった。

最近、何かと取り上げられる「お笑い第七世代」関連の話だ。

 

あるテレビ番組で、第七世代と呼ばれるコンビの1人が、「40代以上の芸人がよくプロレスラーやドラゴンボールを例え話に盛り上がっているが、今の若者たちには通じていない。気を遣って笑っているだけだ。だから若者のお笑い離れやテレビ離れが進んでいく」とコメントした。(正確に記憶していないが、このようなニュアンス)

 

いつまでも君臨する大御所芸人達、彼ら世代のお笑いが若者には理解しがたい。

 

確かに。

 

アラフォーの私ですら、似たようなオチや大御所達のいつもの感じにうんざりすることはある。面白くなければ、早送りするだけの話。

 

そのコンビはネットニュース番組でのMCを始めたらしい。すでに、若者のテレビ離れは始まっている。

 

確かに。

 

しかし・・・

 

それはそれで良しとして、若者に受けなくなった大御所の芸人たちが悪いわけでもない。そもそも良い悪いの問題でもない。世代の違いが笑いの違いを生んでいるただそれだけの話。

 

若者の顔色を気にして、若者にウケなければならないなんて、そんなのナンセンスではないか?

 

もちろん、若者を軽視している訳ではない。世代が違うのだから、感じ方も違うのは当然のことであり、万人に認められる必要もないと思うのだが。

 

各々の面白さを追求して、各々に楽しくいられれば良いと私は思っている。

皆が同じお笑いを見なくても良いし、好きな芸人さんを追っかければ良いし、自分で選んで好きなテレビでもYoutubeでも見れば良い。

 

私のような、大御所でもなく若者でもない、職場でも中堅にいるような芸人さんが無理に第七世代に入り込もうとしたり、無理に若者言葉を多用したり、大御所ぶってみたり、若者に寄せてみたり、なんだかその無理な感じが見ていてとても笑えるものではないことが多い。

(いや、もしかするとこの感じもテレビ番組に仕組まれた演出なのか?)

 

もっと堂々と、自分たちが面白いと思うお笑いをしてほしい。若者にウケないからといって、悪いわけでも良いわけでもないのだから。

 

料理と同じで、皆が美味しいというものなんて到底出会えない。価値観が違うのだからそうなるのも当然。

 

そこを気にするから悲壮感の漂うお笑いになってしまう。こちらも、単純に笑えない事態になる。

 

時代は移り変わるのだからそれでいいじゃないか。

歳をとっていたって、それがどうした?

若者にウケる必要もないし、もっと他に楽しみにしている世代もいるのに、なぜ若者の支持を得ようと躍起になるのか?

 

私が小学性の頃、Tネルズが好きになれなかったし、何が面白いのか分からなかった。今でも分からない。別にそれでいいじゃないか。

 

T&Tを見て大笑いしている私をしり目に、「面白いの?」と聞く中学生の娘。別にそれでいいじゃないか。

 

第七世代の中でもこのネットニュース記事になったEは大好きで、チャラ語をまねしたりもする。それがどうした?

 

ということは、世代が云々ではなくお笑いのセンスというかジャンルの問題なのかもしれないな。好きな感じのヤツみたいな。

 

たまには、何も考えずに腹を抱えて大笑いしたい。

それが私の気分転換である。

 

真面目かっ!!