satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

免許証不携帯からの妄想

公用車を運転中、赤信号で停止した際、無意識にスマホに手が伸びる。

 

ない。

 

バタバタと事務所を飛び出したものだから、うっかりスマホを置き忘れてしまったようだ。

 

持ち物は最小限にしたいので、スマホケースに免許証を入れており、スマホだけ握って外出している。てことは。

 

免許証不携帯で運転中。

 

引き返す時間もなく、警察がいない事を祈りながら、普段以上の安全運転に努めつつ、妄想する。

 

免許証不携帯って、免許証を携帯しなくてはならないから、たまには忘れるリスクもある。

ってことは、常に携帯できるよう、その人自体の眼球や手の指紋などに登録した個人情報やデータを読み取り、免許証取得者か調べられたら免許証携帯しなくても良いのに。

 

よく考えると、身分証を携帯していないと、私が私だと言う証拠は何もない。

 

もっと言えば、何もない状態で、私は一体何者だというのか?私が私と断言できるものは何もない。

 

何となく、◯◯さんとして40年以上生きてきて、家では母親、職場ではケアマネさんと周囲に認識され、親から伝えられた生年月日、日本国民として住民登録され、色んな資格や免許を取得し、資格証や免許証もある。

 

でも、いつも携帯している訳じゃない。

 

いや、まてよ。

眼球や指紋からデータを読み取るとしても、電磁波が乱れたり、電気がなければスキャンする機器類も正常には作動しない。

やはり、原始的な免許証が確実なのか。

 

登録するデータ自体、ハッキングされ改ざんされる恐れもある。そうなれば、何が正しいのか証明は困難か。

 

マイナンバーカードが保険証代わりになり、将来的にはスマホにそれらの機能が包括され、スマホが保険証、身分証の役割を果たすのも時間の問題だろう。

コロナワクチン接種予約も、コールセンターよりもスマホが繋がりやすいかも。

スマホの◯◯ペイ支払いで、キャッシュレス。

 

もしかして、その先には、人体そのものにスマホ的機能が付帯されるのではないか?

いつか、映画で見た首の後ろにバーコードがある人達のように自分がなるのかもしれない。それは、QRコードかもしれない。

 

そうなれば、手ぶらで生きて行けるから、意外と楽ちんだったりして。

 

運良く、警察にも遭遇せず事務所に戻ることができた。めでたし、めでたし。