高齢者施設職員のコロナワクチン接種の順番がきたことは、突然知らされた。
受けませんなんて言える雰囲気でもなく、迷いはあったが、仰せの通り、昨日1回目のワクチン接種を勤務先の施設で受けた。
テレビで見ていた、針を垂直に腕に刺す光景。いかにも痛そうだが、先に受けたものからは、全然痛くないとの感想。
実際、針が皮膚に入る瞬間のチクッとした痛みはあったが、あっという間の出来事だった。
その後、数十分おきに体温測定や経過記録を自分で行う。特に変化なし。
夜、普通に入浴する。食欲があり、間食するのはいつものこと。
資格試験の勉強に取り掛かると、数分で睡魔に襲われる。目を開けていられない。
21時就寝。
それは、ただ勉強したくないからか、副作用での眠気なのか定かではない。
夜、接種した方の腕が痛み、寝返りを打てない。腕を下にした痛みで数回目覚める。我慢できないほどではない。
朝、いつものように弁当作りに取り掛かる。接種した部位が痛み、フライパンを、持つ腕が辛い。発赤もなく、シコリもない。ただ、何となく痛重いといった感じ。
同じく昨日1回目の接種をした者と、経過を語り合うと、眠気と痛みは共通していた。
とんでもなく辛いものではなく、接種したという精神的なものかもしれない。
最優先で接種を終えた施設職員によると、やはり報道の通り、2回目の接種後に熱発し、仕事を休んだ者もいる。熱発はないにせよ、だるい、ほてるなどの訴えは、若い者の方が圧倒的に多いようだった。
入所されているお年寄りの熱発者は、ほとんどいなかったようだ。
遠いところの話だと思っていたワクチンが、今自分の体の中にあるなんて不思議な感覚だ。
何があってもおかしくない世の中を再認識する。
2回目は、3週間後の予定。
コロナの早期終息を願うばかりだ。