satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

2019-01-01から1年間の記事一覧

お笑い第七世代

おしゃべりシーフード ポンポン バラエティ番組での お笑い界の大御所と若手お笑い芸人のトーク 彼らからすると自分の親より年上で 何世代違うのだろうか・・ 彼らが誰に何に憧れてお笑い芸人を目指すのかは 計り知れないが 最近はお笑い第七世代と呼ばれ注…

超難聴③ ~唾攻撃~

「いつか払う 今じゃない」 介護サービス利用料の再三の請求にも応じず、年の瀬を迎えようとしていた。一段高い敷地にある家の庭には、ヘルパー事業所が二か所と福祉用具事業所、ケアマネそして、 立会人として民生委員の5名の姿があった。 比較的関係性の良…

反応

Amazonから 頼んでいた本が届いた 「反応しない練習」 毎朝通勤途中の車中で 信号待ちの間に パラパラと目を通す 朝のこの僅かな時間は 通常の何倍も頭に入ってくる 今していることに 意識を向ける 囚われていることのほとんどは 頭の中で回想していることへ…

包装紙

「これ〇〇さんにいただいたのよ ちょっと他の部署にも配ってくるね」 そう言い残した上司の机には 丁寧に開けられた デパートの包装紙が広げられていた 普段なら 開封してしまうとくちゃくちゃに丸めて 捨ててしまうところだが それは 折り目もそのままにき…

走れわたし②

週末の夜 列車の車窓に映った1人の女性は 左手でつり革を持ち 隣のおじさんが立ったままウトウトと 今にも寄りかかってきそうな状態も 大して気にすることもなく 足元には大きなリュックを挟み 満員の揺れる車内でも すっとまっすぐに立っていた 忘年会は苦…

沸点

沸点が低い 地上付近では100度で沸騰する水も 標高が300メートル上がるごとに 沸点は一度ほど下がるらしい 富士山頂では87度 エベレスト山では70度ほどだとか もしかすると 私は 高い山の上で生活しているのかもしれない と思うことがある そういえば 時々息…

成年後見制度

成年後見制度についての研修会に参加した この類の研修会は何度か参加しているが ただ漠然とした制度概要の説明に留まり その利用方法や費用、内容などは 実際に関わってみないと未知数なところも多いと感じる とかく 私のような他分野からのケアマネジャー…

美容院

前髪を切りすぎた際に駆け込んだ美容院 その店の斜め前にある昭和レトロなパン屋さんで 昔ながらのコッペパンとフランスパンを買い 紙の包装紙に包んでもらった 駐車場がないそのパン屋さんのことがずっと気になっており その日は美容院の予約をしていたため…

波長

2枚に重ねた上の部分の黒いボーダー柄の紙をスライドさせると 下の紙に描かれた動物などが走っている そのような動画に見える錯視を思い出した 紙を左右にスライドさせるだけなのに 動画に見えて不思議だった 少女漫画の付録などによく付いていた 少し凹凸の…

変人

「お母さん 変わってるから・・」 午後の第一理科室 上下二枚の黒板や懐かしい実験用具が並ぶ 入り口で名簿に〇をつけ 教室後ろの空きスペース中央に立って授業を眺める 自分はこんなこと習っただろうか? 学習要綱も進化しているのだろう かなり高度な授業…

取り立て

「お金は ちゃんと払う しっかり確認してからだ 今はない 急に言われてもない」 90代女性 一人暮らし 要介護状態 身寄りなし 難聴のため筆談を要し 軽度の認知症の疑いあり 自炊され生活へのこだわり多く 多額の預貯金を保持し自己管理できている 将来的には…

穏やかな状況

在宅医療・介護多職種連携会議 終業後は一目散に帰路に就くのだが その日は上記研修会参加のため 自宅とは逆方向に1人車を走らせた 医師、看護師、MSW、薬剤師、PT、CM・・ 文字通り多職種での事例検討を行う 私なんてまだまだ経験不足なもので 入り口近くの…

〇〇の会

「わたくしの名前は〇〇でございます」 平日の午前10時 大規模な 公共施設の2階中ホールにいた 出入口は舞台のすぐ横にあり 客席は舞台から階段状に設置されている その客席の後ろから2段目に案内される そこから見渡す客席は グレイヘアが8割といったところ…

文化祭

息子の文化祭の駐車場係のため 休みを取って中学校へ向かった 運よく日陰のポジションにあたり 「徐行」の看板をもって 片手を振り誘導する 体育館からは ダンスの音楽が漏れ聞こえていた ダンスと言っても我々の頃のそれとは違い ヒップホップとでも言えば…

ネコ化

モニタリングにあたっては、少なくとも月に一回、利用者の居宅を訪問し、面接することにより行わなければならない という法的根拠に基づき、居宅ケアマネの私は、毎月お客様宅を訪問させていただく 急な坂道を登り切った 古い住宅街の角地 庭には季節の草花…

掃除②

職場の掃除論争から数か月 「みんなで掃除をしないと不公平」 その上司の考えは覆ることはなく 不満は募るばかりだったようで 毎日のように掃除の話が続いていた 上司としては とにかく「皆で」掃除をしたい という意向 私は何事に対しても 「皆で」 と言う…

5Gの衝撃

PTA活動の一環として とある講演会に参加した 演題は「食育」であったので その手の話だとばかり思っていたのだが 後半のお話は とても興味深いものだった 「今の小中学生が就職する頃には 私たちは知らない 今はまだ存在しない職業に就く者が 6割強に達する…

マツコとわたし

マツコ・デラックスが好きだ 何だか世間外れで 普通の幸せを手に入れられなかった私にも 「あんた それで大丈夫よ いいじゃない」 って言ってくれているようで マツコの存在はしっくりくる そんなマツコの番組で取り上げられた 原宿にある 「ヴィンテージシ…

今を生きる

仕事に追われ 子育てに追われ 常に先のことばかりを考えて 身体はそこに存在するのに 魂は いつも抜け殻だった いや 仕事や子育てのせいにして 本当は どうやったら今を生きることができるのか なんて考えたこともなかったし それに気づく術も持ち合わせてい…

断捨離の効果

BSで断捨離の番組があり 録画して たまに見ている たくさんの子供を抱えて 1人で育てている女性40代前半 大家族では珍しいほど 部屋の中はすっきりとしており 1人で断捨離をしてきたらしいが アドバイザーが言うには 確かにすっきりはしているが 彼女の表情…

競争

運動は得な方ではなかった 小学生の頃は 体育で”2”をもらったこともある 転校先の小学校では 学校の近所にEちゃんという とんでもなく運動神経抜群の女の子がいた あごにほくろがあり 男子からは 桑田真澄なんて言われても さわやかな笑顔で気にもしてない様…

走れわたし

よほどの事情がない限り 早く帰りたい が私の基本理念であり 特に 仕事場もしくは仕事絡みの場には 1秒たりとも 長居はしたくない そう思っている 資格取得ため 通信教育を受けている そのスクーリングが2日間開催され 会場は繁華街にある雑居ビルの6階 であ…

次のステージ

中学に入学した頃 なんとなく覚えた違和感 ついこの間まで 赤いランドセルを背負って登校していたのに ひざ上のプリーツスカートを履いて 何も疑わずに 学校に行っていたのに 12歳の4月をもって ぶかぶかでひざ下丈のセーラー服を着せられ 男子はそろって坊…

備えよ常に

息をのむ美しさだった 真っ赤な朝焼けで 雲は鮮やかな赤色に染まっており 文字通り 絵にかいたような美しさであった 住宅街のため シルエットだけになった家々が その景色を遮るように立ち並び 全貌を伺うことはできない 中学生の時に クラスメイトが 描いた…

チョコレートドーナツ

「チョコレートドーナツ」 以前 映画館に行った際 告知のポスターが素敵で なんとなく 気になっていた映画 CSで放送されており 思わず録画した 主人公がとにかく可愛い 女性よりも女性らしく 母親よりも母性がある 性別を超えた美しさがあるのだ 内容はさて…

超難聴②

特殊寝台に横たわる 家主に声をかけ ふとその手すりに手を触れた瞬間だった ビリビリビリッ ギャーッ してやったりと 家主は ほくそ笑んだように見えた 顎で 足元の床の間を見るよう合図する そこには 昔 かなり流行った いや 今でも受け継がれているのかも…

超難聴

「タイヘンナコトガ オコッタ イマスグ キテクダサイ・・・」 坂道に面した住宅街 私道の突き当りにある 草に覆われた石の階段を 右手に5メートルほど登ると 木造平屋の一軒家がある 傾いた門扉から玄関までは まるで獣道のようで 背の高さまで生い茂った草…

古代アンデス文明

招待チケットをいただいたので 古代アンデス文明展へ出かけた その日は雨の予報で 朝からコインランドリーへ行き 200円投入して乾燥機を作動させる その間に 一時帰宅し掃除機をかけ 20分後にコインランドリーへ戻ると 乾燥機は停止していたが 洗濯物は濡れ…

祖母の浴衣

職場の夏祭りがあった 例年 浴衣の着付けをしてくれていた 上司の退職に伴い 女性陣は 少しざわついてもいた 誰が着付けをするのか問題・・ 実は 私は浴衣の着付けを 母に習ったことがあり 自分でそれっぽく着ることはできる 習ったと言っても 母も祖母から…

夏の宿泊研修

蝉よりも少しだけ早起きして コップ3杯の水を飲み 走りに出かけた 日の出前の太陽は雲に隠れ あたりはまだ薄暗い 山添の道路の木々たちの マイナスイオンを感じながら ロックナンバーを大音量にして 風を切る 梅雨時期の まとわりつくような空気とは違い お…