ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

2019-01-01から1年間の記事一覧

掃除

「あの子も事務所を使うのに 朝、掃除しないのって おかしよね? でも 働き方改革で 勤務時間前の掃除は強制できないから 早く来るようには言えないらしいのよ どう思う?」 長年の慣習で 勤務時間前の掃除が行われる我が職場 ベテラン勢は30分以上前に出勤…

短期記憶障害

「あれ? 今日 休みだったかな?」 あるお客様の病院受診に同行した 待合室には高齢者が多く 満席状態 狭い待合室にひざを突き合わせて着席した ほどなくして名前を呼ばれ 診察室に通される 医師は年配の方で カルテに手書きで記載しながら 問診をされる 今…

天気の子

前評判通りの 綺麗な映像であった 空の雲なんてリアル過ぎて 実写よりも現実的だった 音楽も 映像とリンクしており 引き込まれていった 彼女の強い要望で レディースデイという 割引料金のあるお得な日に 映画館へと向かった 朝のラッシュに巻き込まれ 上映…

戦隊ヒーロー

とあるお客様宅を訪問した際 ひ孫ちゃんが2人遊びに来ていた 1歳くらいの女の子と 4歳くらいの男の子 男の子は 元気よく挨拶をしてくれた 息子の幼いころを思い出す 今は反抗期も終盤に差し掛かり もう見た目は大人 まだ中身は子供・・・ なのだが 確かに 誰…

遠い昔の夏休み①

今年も 世間では夏休みが始まった それまでの長雨が嘘だったように 空高く入道雲が現れ 車窓越しにも 日差しは痛みを感じるほど 日中は外を歩くことも憚られる もう日傘なしには 一歩も外を歩けない 洗濯物は半日で乾き 少し動いただけで 玉のような汗が噴き…

モノクロ写真

バラエティ番組で 戦時中に 軍隊の一員として参加していた 熊 の話があった 人と熊との友情 もちろん その内容も心動かされるもの であったが それ以上に 虚無感を感じた 当時の様子が 複数枚のモノクロ写真で紹介された その写真には 人よりも大きな熊が ま…

幸福論

あなたと出会うまでは この先もずっと 幸せなんて感じることもない 一度失敗したら もう取り返しはつかないんだ そう思っていた 仕事の訪問先でのこと 週1回のデイサービスに なかなか行く気になれない 100歳も近い女性 そんな女性が たまたま1度だけ デイサ…

JR

久しぶりにJRに乗り 市街地を目指した ここ数十年は車通勤となり 公共交通機関は 滅多に利用する機会もなくなっていたから 新鮮な気持ちだった もちろん 列車は決まった時間に ホームへやってくる 時刻表に こちらが合わせなければならない 都会とは違い 1本…

図書館

図書館が好きだ 日の出前にランニングし 軽くシャワーを浴びて 子供たちを送り出した ごみ袋一つ分の片づけをし 床を拭いて 洗濯機を2回回し パンパンっとしわを伸ばして干す 気持ちが良い しばらくの間 忙しさを理由に 図書館へ行く機会がなかった というよ…

断捨離

今年1月に 全てを清算し 残り半分の人生をやり直そう そう思って 行動に移した その行動の一つが 断捨離 少しずつ 不要な物を捨てていく 気が向いた時に 不定期に取り掛かる またいつか使うかも 今回はまだ取っておこう そんな気持ちが捨てきれずに 初めのう…

エンディングノート②

不思議なもので エンディングノート購入以降 それにまつわる話に出会うことが増えた というより 今まで意識せずに スルーしていただけかもしれない つい先日参加した研修会 住職さんが お寺で開催する茶話会を利用し 人生の終焉について 気軽に話せる 相談で…

エンディングノート

終活や墓友、ACPなど 人生の終焉をいかに自分らしく迎えるか その類いの一つともいえる エンディングノート 人生の折り返し地点を過ぎ 職業柄 人生の先輩方を見送る機会もあり 自ずと 人生の最期について考える いつかは皆 消えてなくなる そのいつかがいつ…

プラレール

歩道のない坂道を駆け上るとき 道路の白線の上を走ってみた 白線上に障害物はなく さほど段差もない 何も考えずに ただ真っすぐ白線の上を走る なんて楽ちんなんだろう・・ 交差点で白線は途切れるが すぐまた 次の白線へとつながっていた その白線の先を眺…

救急車要請

1人出勤の土曜日 午前中の訪問も終わり 事務所でパソコンに向かっていた 隣接するデイサービスからの 歌謡曲に耳を傾けながら キーを打つ 「ちょっと! 誰か2階にあれを取りに行って!」 「ちょっと! 誰かいないの!?」 「あぁ もう1人じゃ無理だから 誰か…

煙草と私

短大に入学し 最初にしたアルバイトは 深夜のファストフード店員だった 国道沿いのその店は 日付が変わる頃にも まばらに来客があった バックヤードでの暇つぶしに いつしか 煙草を吸うようになる 細身のメンソール CMは 海外の綺麗な女優さんだったろうか …

保険証

色々研修にも行ってきたけど 唯一今でも覚えているのは 物事は色々な角度から見なさい ってことかな 同じ事柄に対しても 見る人によって 見る位置によって 変わってくるからね と上司に言われたことがある 娘が歯科検診の 要受診の紙をもらい 近所の歯科医院…

私のお父さん

寿命でなくなるのは 悲しくないけど 病気でなくなるのは 悲しいよね だから おじいちゃんがなくなったとき わたしは 泣いたんだよ 彼女がまだ保育園の頃 私の父はなくなった 6月の梅雨の時期で その時にも 路地には 紫陽花が咲いていた 長く病気療養中で 入…

「食べろ!」

梅雨らしい小雨の降る中 ふくらはぎ迄ある 少し大きめの雨靴を履いて あえて水たまりの道を選びながら 心を落ち着けるように 訪問先への路地を進んだ 築100年近いのでは ないだろうか? 玄関の木製の引き戸は 下半分の薄いガラスは割れてしまい 2/3程開いた…

入浴できる幸せ

入浴により 身体の清潔を保持し 気持ちよく過ごすことができる 入浴により 気分のリフレッシュができる なんて ありきたりの目標を立てた ケアプランになることも多い 机上の空論で その目標に 私の意識は向いていない あくまで やっつけ仕事になっていた た…

紫陽花

5時にセットした アラームよりも 早く目が覚め 10分で身支度を済ませて いつものように 走りに出かけた 5月といえども 朝晩はまだ肌寒い 個々の家には ポツポツと 明かりがつき始めるが まだ外に出る者は ほとんどいない 夜明けが早くなり この時間に走りに…

リカバリー

数日前 唇にヘルペスができた 働き詰めでストレスが原因なのは 分かっていた 慌てて軟膏を塗布する 今日にはもう 跡形もなくなくなっていた リカバリー完了 外科手術をして体を傷つけても 転んでカサブタができても 骨折して骨が粉砕しても 意識しないところ…

紐が解ける

先日の美容師さんとの会話以降 自分を守ることについて 考えていた 私は仕事柄 1人でアウェイに飛び込んでいく 人様のお宅に訪問して 全身でその方の生活を感じ取り 支援に繋げていく 各々のお宅は匂いが異なり 家の中の空気も異なる その方との相性もあるが…

自分の中の基準

その時々で必要なことは 何らかの形でもたらされる と聞いたことがある あの日感じたのは まさにそんな感覚だった 3か月ぶりに 2回目の美容室へ行った 座席は1つしかない美容室 何気ない世間話からだった 「いつも30分遅れてくる お客さんがいたんですよ …

男子バスケットボール部

初夏を思わせる 陽気の日だったが 木陰に入ると そこを通り抜ける風は まだどこか肌寒さも残している 私は体育館にいた 弱小チームである 男子バスケットボール部 応援のためだ 正直 勝ち負けなんて 大したことではなかった どれだけ チームメイトと信頼しあ…

stand by me

♬When the night has come・・ 一度読んだ本でも 時が経ち読み返すと また違った印象を持つ と聞く 30年ぶりに観た stand by me もまさにその通りであった 主人公と同じ12歳の私は 両親共働きであり 年の離れた2人の姉も家を出て いつも1人で気ままに過ごし …

両方でも良いでしょう

お金はあるけど愛がない結婚と 愛はあるけどお金のない結婚と どっちが良いと思います? 職場の若い女の子に尋ねられた あなたはどっちなの? ん~ 迷うんですよね お金があったら裕福な生活はできるけど 愛がないと寂しいし でも 愛だけあっても生活できな…

いつもの・・への喪失感

いつもそこにあるという安心感 いつもと同じという安堵感 いつもそこにいるという信頼感 いつもそうだよねと共有する満足感 それらは 私にとって恐怖でしかない いつも・・・なんて そのいつもが いつもでなくなった時の 喪失感に 何度も胸を締め付けられて…

金属バット

こう見えて お笑いが好きだ 実際のところ周りから どう見えているかなんて 知り得ないのだが そんな事は問題ではない 悪い男が好きだよね そうだった 私 悪そうな男が好きなんだった お笑いコンビ 金属バットをトーク番組で 見てからというもの 右側の長髪の…

東京大学学部入学式祝辞

何気なくつけたテレビで流れていた バラエティ番組 結婚できない?していない? 芸能人3名がゲストだった あの番組 中でも女優Sから醸し出される 攻撃的な雰囲気や 男勝りな発言に 自分と重なるものを感じて 若干の恐怖を覚え 瞬時に客観的に自分を省みてい…

デロリアン

朝から動きっぱなしで 座る暇もない いや 実際には座っているのかもしれないが その意識はない 次の行動を考え できるだけ効率的に運ぶよう 現時点の体の動きとは別に 先に先に頭を働かせる 水分を摂ることも忘れ 時間との競争になり ふと 体が動かなくなっ…