ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

インドウィーク

GWは旅行に行くでもなく、美味しいものを食べよう。

 

娘の友人情報で気になっていたインドカレーを食べに行った。私も学生時代、友人がインドの方が経営するカレー店でバイトをしていたことを思い出す。石窯で焼くナンを知ったのもその頃だった。

 

ショッピングモールにあるチェーン展開しているインドカレー店。

 

民族衣装を着たアルバイトらしき女性と、インドあたりの方であろう調理人の男性数名。(もしかしたら、パキスタンとかバングラデシュの方かもわからない)

野菜カレーとナン、サラダ、ラッシーのセットを注文。ナンは油でテカテカし顏くらいの大きさで厚みもあり食べ応えがある。サラダのドレッシングの日本食ではあり得ないスパイシーな風味、ラッシーのさわやかな甘み、店内のインドっぽいBGMも加わり、気分はもうインド(行ったことはないが)。満腹になり店を後にする。

 

インドの余韻もあったのだろう。以前から気になっていたインド映画RRRを見たくなり、HULUでレンタルする。(レンタルビデオ店に行かずとも好きな時に観ることができる便利になったものだ)

 

3時間2分という長編映画。冒頭は、アイドルが皆同じ顔に見えるように(そういうお年頃)、見慣れないインドあたりの方の顔(皆、インドの方とは限らない)の見分けがつかず、誰が追われて、誰が警察なのかさっぱり分からなかったのだが、またもインドの世界感にぐっと引き込まれる。

噂通り、インド映画特有の踊るシーンもストーリーを追ってみるとなかなか面白いものだった。後半は主人公に恋をしてしまいそうなほどの没入感。カースト制度やインドの文化は何も分からぬまま鑑賞したが、それらを知ってみるともっと面白いかもしれない。立て続けに2回観て、冒頭の登場人物が分かり、ストーリーがつながった。ラーマ、カッコいい。。

 

インドの余韻はその後1週間ほど続くことになる。

 

YOUTUBEでインドを検索、日本人のバックパッカーの動画などを夜な夜な鑑賞し、RRRの時代や文化背景をほんの少し理解した。あんなにもイギリスを敵対視した表現の意味も。日本在住のインドの方への質問動画もあり、どこか遠い国と思っていたが、そうでもないような気もしたりして。ガンジス川へ生活排水を流しつつ、下流では聖なる水として崇められている感覚など、現地に行ってみなければ理解は難しい。カースト制度などなおのことだ。

 

仕事から帰るとインドを検索する平日を過ごし、迎えた休日。

 

インドカレーで近場を検索し、住宅地にある、おそらくインドの方の経営するカレー店へ出かけた。

 

GWだが、ランチタイムも終わる間際でありお客さんは私と娘のみ。初めてのお店で、しかも店のシャッターに鮮やかなそれっぽい絵が描かれており、扉を開けるのに少し勇気が必要だった。

 

チェーン店とは違い、おそらく個人経営。オープンキッチンにインドの方らしい男性が2名、手慣れた日本人のホールスタッフ女性が1名。

ほうれん草のカレー(甘め)、サラダ、ナン、チャイを注文。前回の店のナンと比べると薄く感じるが、ナンをちぎり、カレーをすくって食べる動作にも慣れてきた。娘が注文したチーズナン(TIKTOKで流れていた)は、ナンの中にふんだんにチーズが入っておりハイカロリー間違いなし。美味しいけど、食べきれないかも・・と言いつつ完食。

 

お店に来る道中、耳までチーズの入ったピザを食べたいよねと話しており、そのチーズナンを食べる姿に、チーズナンとピザが同化して見えた。どちらも美味しいでしょう。

 

店内の壁に飾られた民族衣装を着たインドの女性の絵。今、日本で暮らしており日本のインドカレー店で眺めているわけだが、このような民族衣装を着た、私からすれば馴染みのないお顔の方々の中で生活することを想像すると、ずっと暮らすのはしんどいかもしれない。その絵のタッチや雰囲気が異国情緒にあふれており、自分が馴染める自信がない。住めば都なのだろうが、47年間日本で暮らし、日本が染みついた今の私にはインドで暮らすことは難しい。学生時代の初めてナンを知った私なら、ガンジス川に行けたかもしれない。今でもガンジス川に行ってみたい気持ちはあるが、現実的に考えると、トイレも心配、飲み水も心配、体力的にも自信がないし、ちょっと押されて倒れて、追剥に遭うのは目に見えている。YOUTUBEで見るくらいがちょうどよいのかも。がっちりツアーで添乗員さんがいれば大丈夫かな。

 

チーズナンを食べる娘の話も上の空で、行く予定もないインドに思いを馳せていた。

 

またも満腹になり大満足。食後も飴もいただいて私の中のインドウィークは終了となりそうだ。