ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

一人カラオケ

久しぶりに早朝一人カラオケへ行った。

 

バイパス沿いのカラオケ店は24時間営業。深夜など、どんなお客さんが訪れるのだろう?駅も遠いし、アクセスは良いとは言えず、交通手段のない学生の来店は難しだろうに。ファミリー層だとしても、明日は学校の子供たちと明け方まで歌うなんてことはないだろうに。二次会っていったって繁華街から遠いこの地へカラオケに?経営状態を勝手に心配しながら入店した。何せ数年ぶりでもあり現在のカラオケ市場は知りえないから、憶測でしかないのだが。

 

十数枚ある部屋の扉は解放されており、客は私一人のようだった。大丈夫なのか?

 

カウンター前に設置されたドリンクバーにあるソフトクリームをどうしても食べたくてお願いする。(早朝にアラフォー女が一人で来店しソフトクリームを頼むなんて、この受付の男の子はおかしいなと思っているんだろうなと思いつつ、ソフトクリームを食べたい気持ちには勝てなかった。これがおばさんということか。だって、いいじゃない、おいしそうなんだもの。自分で巻いて食べたいのだから。)ソフトクリーム食べ放題で110円で大丈夫なのか?とまた心配になる。ドリンクバーは500円。部屋代が格安だからなんだか申し訳なく、(ソフトクリームを注文する怪しげな客相手ににこやかに応対くださる男の子への感謝も込めて)ワンドリンクではなくドリンクバーをお願いする。(室料も安いのに、チップでも渡したい気分だった。)

 

学生の頃の遊びといえば、ほぼカラオケだった。今では懐かしの90年代ソングなんていわれている歌を、ダビングするのが得意な子がいて横流ししてもらっていたのを思い出す。元気にしているかな?お客さんが多すぎて、入店待ちをするものだった。

 

時は令和。今の学生は何をして遊ぶのだろう?やはりカラオケ?当時、一人カラオケなんて言葉もなかったが、今は一人で何でもできるし、多様性を認めましょうという自由なようで、逆に抑制されているような気もする、定義しようのない社会。

 

ソフトクリームのお代わりをもらいに行く頃には、半分以上の部屋の扉が閉まっていた。中にはサックスの練習にこられている方もいるようだった。また懐メロが聞こえてきたりと、おそらく一人で来られている方がほとんどのようだった。それは、暗闇フィットネスのようでもあった。自分だけの空間で自分だけの時間に没頭できる。本来のカラオケとはまた違った目的。

 

TikTokで流れてくる曲は知ってはいるが、とてもじゃないが歌えない。どうしても頻繁にカラオケに通っていた90年代の歌に馴染みがあるが、なんだかしっくりこない。過去を振り返っているようで、重苦しい気持ちになる。映像も見ていられない。(よほど過去に嫌な思い出があるのかもしれない。思い出したくない。)懐メロ、その時代を生きていないから経験とリンクすることがなく歌いやすい。新しい学校のリーダーズ、いわゆる今どきの歌だが歌っていて一番楽しかった。

 

これだけ歌ってこんなに安くて良いのでしょうか?

帰るころにはお客さんも増えていたようだが、皆一人カラオケだとしたら、売上はそんなに伸びないだろうし、それでも24時間営業にしているということは、超込み合う時間帯があるのか?一体どうして営業を続けられるのか?電気代も高騰しているのに、空室があったら維持費だけでも大変だろうに。

 

学生時分のカラオケとはまた違ったカラオケの時を過ごしたのだった。