前回はいつ行ったか記憶にも無いほど
久しぶりに出かけた
2時間フリードリンク付396円。
1人なので我が儘放題、好きな曲をジャンジャン入れていく。とは言え、若い頃のようにヒットソングばかりとは言えず、やはり自分の青春時代の曲に落ち着く。
本人登場なんてのもあり、歌詞を追う度、画面を見ながら気が付いた。
あの頃の雰囲気が半端がないのだ。
時代は流れて、世の中はアップデートされているのに、歌詞の背景に流れる映像は、あの頃のまま。
どこか、くたびれて見えた。
確かにあの頃、あの時代に、あんなヘアスタイルや洋服を着て、あんなメイクをして、あの場に存在し、生きていたのだ。
私の青春時代は、小室ファミリー全盛期であった。
あれから20年、時は流れた。
あの頃の自分と、今の自分が対峙する。
違和感を覚える程、昔のことになって、私、歳をとったんだわ。
何も変わらないなんて思っていたけれど、映像として20年前を見ると、目を逸らしたくもなる。
こうやって、平気で1人でカラオケに行けるのも、歳を重ねた証だろう。
でも、でも、でも、でも
健康で若い身体は魅力的だが、戻りたいとは思わない。
やり直す体力もないし、気力もない。
あるがまま、歳を感じたとて、それも私なのだから、仕方があるまい。
ヒットソングは歌えずとも、他の楽しみ方も知っているし、今更焦ることもない。
396円で1人貸切でカラオケできるのは、ありがたいが、なんだか店員さんに申し訳ない気もした。