satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

2024-01-01から1年間の記事一覧

戴帽式

娘の戴帽式に参加した。 受付で在校生からパンフレットをもらい「おめでとうございます」とあいさつされる。前日に「戴帽式・保護者・服装」で検索し、フォーマルな装いで参加するものと分かったくらいで、入学式や卒業式同様の式典との認識がなかったこともあり…

支払う者、回収する者

運転免許更新へ行った。 5年ぶりのため受付も自動化された部分もあり、視力検査、写真撮影を経てそのまま人の流れに乗るようにカラーテープの上を進み、講習会場に着席した。 会場が9割がた埋まったところで、担当者が入室。皆、講習が開始したと思い注目…

おかしいでしょ

「早急にベッドを入れてほしい方がいるのですが・・」 訪問看護師さんから連絡をもらい、初めてお会いした女性は80代、ガン末期。長距離ドライバーの息子さんは不在で、昨日までは2階の寝室へ行き来できていたが、足がむくみしんどく、その日は1階のソファー…

ガン末期自宅退院

個人情報を口外してはならないのは100も承知だ。ただ、抱えきれないことが増えている。ケアマネ個人では抱えきれない感情。個人を特定できない範囲で、自分の気持ちを落ち着かせるために綴りたい。なんとも自分勝手なことだとの認識もある上で。 40代前半の末…

セレモニー的な慣習

退職や移動の季節。 勤続19年、今までこの職場の慣習では、職員全員に声をかけ、希望者のみ(ほぼ全員になる)数百円出し合い、代表者がお花と記念品を購入、最後の出勤日終業時に退職者を囲って一言挨拶いただくというセレモニー的なことを行っていた。 コ…

金銭管理

老後2千万円問題。お金の問題は切実だ。 在宅高齢者の介護サービスを調整することが居宅ケアマネの主な業務だと思っており、今まではご家族の協力もあり、そこまで深入りせずとも支援は成り立ってきたが、ここ最近は状況が変わってきている。 一人暮らしの認知症…

高齢者虐待ケース

虐待ケースですと、明言され引き継いだ。 「80代の母親に金銭的・身体的虐待、介護放棄をしている障害手帳保持の60代の息子」 事実のみ表記すると、人によって感じる印象が異なるのは仕方がない。だがこの親子に直接関わっていない行政の方々へ報告するには…

大学休学したいんだけど。

君がこちらも予想だにしていなかったことを言い出した時、母はそのことについて調べることから始まる。 大学生になり、18歳で成人。もう、そのようなことはないだろうと思っていたのだが。。 1年間大学を休学してお金をためて、古着を販売したい。 親の許…

燃やせないゴミの行方

庭先の樹を数本切り倒し、数週間おいてみたが、ゴミ袋に入るサイズにカットする元気はなく、自治体の清掃工場に持ち込むことにした。こういう時は、軽自動車でもワゴンタイプは助かる。 後部座席を倒しブルーシートを敷いて数十本の幹を積み込み、走ること4…

人間間でのチューニング

同じものを見ていても、同じことを体験しても感じ方は人各々。 大好きな人や気の合う人とは、何のすり合わせも調整もすることなく共感が得られ、おそらく互いに心地よい感覚で付き合い、高めあうことができる。厳密にとらえると、各々違う感じ方をしているの…

誕プレ

誕生日プレゼントのことを誕プレというらしい。 高校生の娘が友達から誕プレをもらってきた。 それは、少し長めの持ち手のついた小ぶりでかつしっかりした造りの薄紫色の紙袋だった。 まるで計算されたように、中身がはみ出すことなくぎゅうぎゅうに詰められ…

虐待ケース依頼から気づいた自分の過去

虐待ケースなのですが・・・と支援依頼があった。 脳梗塞や心疾患既往から要支援認定となった61歳傷病手当受給中の長男と、転倒後急激に身体能力が低下し要介護認定となった母親86歳の二人暮らし。 1日1食しか与えられていない、長男が母の年金を生活費に…

定時帰宅

ドラマ「不適切にもほどがある」で描かれる働き方改革について。自分なりに考えさせられることが多い。 地方都市の福祉施設勤続18年。居宅介護支援事業所へ部署移動し、どの部署も人が足りず、新規依頼は増え、困難ケースも確実に増加中。ICTは追い付かず…

母の人生

自分のこともよく理解していないのに、他者のことを理解するなんてできっこない。人の気持ちは変わるものだし。思想も変化するだろうし。 母と話していて気づいた。 祖母が入院していた頃、見舞いに行った母は祖母が病室内のポータブルトイレに座り用を足す…

ごめんね、樹木たち。。

猫の額ほどもない実家の一角に、びわの木やブーゲンビリア(育ちすぎてたくましい幹になっている)、ソテツなど他にも統一性のない樹木が植えられている。季節になるとびわが実り、紫の花が鮮やかではあるが、成長しすぎて屋根や電線にまでかぶさる勢いにな…

90代女性一人暮らしの思い

夫に先立たれて40年以上が過ぎ、二人の息子は高校卒業と同時に家を出て都心の大学へ進学、共に外資系企業に勤め帰省は年数回ほどだろうか。二人とも家庭を持ち、孫にも恵まれる。女性の二人の兄はもうおらず、唯一地元に残る甥っ子が、息子に頼まれ様子伺…

とあるデンタルクリニック

デンタルクリニック。 それは、丘の上の住宅地の端に位置しており、仕事帰りに寄るために都合の良い場所にあるため、もう10年以上はお世話になっている。 院長は50歳前後の方で、待合室には資格証や認定証などが飾られ勉強熱心でおられることが分かる。 最初に受診…

MIDNIGHT SWAN

テレビを見るとお正月を感じてしまうので、今年はネトフリにしてみよう。ドラマは一気見してしまうから、映画にしよう。洋画を字幕で観るの良いが、そこにリアリティを感じるこてはできず、ここ最近は邦画の方がしっくりくる。実体験に近いものを感じ、艶め…