ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

大人になる前

パオ

私にも女子短大生時代があった・・。 当時から人付き合いが得意な方ではなかったが、実習の班で一緒に過ごした4人とは、打合せも兼ねて、頻回に集まっては群れて過ごした。 地方から出てきて1人暮らしをしている者の家に集まることが多く、材料を持ち寄って…

ガム&ドーナッツ

板ガム まだ販売されているのだろうか? 母がよく食べていたのは 金色のパッケージで縦長のもの 花の香りがしたような気がする ネット検索によると 「ロッテのEVE」にヒットした 出かけた際に一枚もらうのが嬉しくて 花の香りが口中に広がり 大人の女性にな…

「ヤンキー」

取引業者さんに珍しい苗字の方がいらっしゃる。その方の顔を見るたびに、中学時代のいわゆる「ヤンキー」な彼女を思い出していた。 「ヤンキー」もはや死語なのかもしれないが。 二つの小学校区からなる市街地の外れの中学校に通っていた。入学後間もなく、…

大工さん

いつもと違う方向から帰宅すると 今まで空き地だったところに 今風のおしゃれな家が建っていた 最近は 家一軒建てるのにそう時間は要しないようだ 建築費もリーズナブルになっているのだろうか どこかで作ったパーツを 組み立てるだけと聞いたこともある 雨…

包装紙

「これ〇〇さんにいただいたのよ ちょっと他の部署にも配ってくるね」 そう言い残した上司の机には 丁寧に開けられた デパートの包装紙が広げられていた 普段なら 開封してしまうとくちゃくちゃに丸めて 捨ててしまうところだが それは 折り目もそのままにき…

変人

「お母さん 変わってるから・・」 午後の第一理科室 上下二枚の黒板や懐かしい実験用具が並ぶ 入り口で名簿に〇をつけ 教室後ろの空きスペース中央に立って授業を眺める 自分はこんなこと習っただろうか? 学習要綱も進化しているのだろう かなり高度な授業…

競争

運動は得な方ではなかった 小学生の頃は 体育で”2”をもらったこともある 転校先の小学校では 学校の近所にEちゃんという とんでもなく運動神経抜群の女の子がいた あごにほくろがあり 男子からは 桑田真澄なんて言われても さわやかな笑顔で気にもしてない様…

夏の宿泊研修

蝉よりも少しだけ早起きして コップ3杯の水を飲み 走りに出かけた 日の出前の太陽は雲に隠れ あたりはまだ薄暗い 山添の道路の木々たちの マイナスイオンを感じながら ロックナンバーを大音量にして 風を切る 梅雨時期の まとわりつくような空気とは違い お…

遠い昔の夏休み①

今年も 世間では夏休みが始まった それまでの長雨が嘘だったように 空高く入道雲が現れ 車窓越しにも 日差しは痛みを感じるほど 日中は外を歩くことも憚られる もう日傘なしには 一歩も外を歩けない 洗濯物は半日で乾き 少し動いただけで 玉のような汗が噴き…

stand by me

♬When the night has come・・ 一度読んだ本でも 時が経ち読み返すと また違った印象を持つ と聞く 30年ぶりに観た stand by me もまさにその通りであった 主人公と同じ12歳の私は 両親共働きであり 年の離れた2人の姉も家を出て いつも1人で気ままに過ごし …

新緑の季節と小学一年生だった私

降水確率0% 例のごとく これでもか! と言わんばかりに洗濯機を回し パンッパンッと布団を干した 家事や子供たちのことを済ませ 買い物へ出かける 確実に紫外線は 車窓を突き抜けて 私の手の甲に届いているであろう 熱い・・・くらいだ 小学一年生たちが 午…

アルバイト遍歴

人生で初めてのアルバイトは 初めてのバイトで記事にしたように 国道沿いのケーキ屋さんであった 高校時代 もう一つバイトをした インド人と一緒に カレー店のホール及調理だった インド人は 厨房でゴキブリを発見すると チャッカマンで火をつけた インド人…

記憶の中のアメリカ1人旅そして今

飛行機が斜めに傾き 着陸が近づいたとき その窓には 赤茶けた広大な大地が広がっていた 本当にこんな地面の色をしているんだ 19歳 1人アメリカの親戚宅を訪ねた 戦後の移民政策で 遠い親戚が何組か西海岸に移住していた ほとんど付き合いはなくなっており 二…

初めてのブラックコーヒー

子供の頃のおやつといえば スナック菓子が主であったが 時には 茹でたさつまいもを お姫様の真似事みたいに ナイフとフォークを使って 皮を剥いて食べることもあった 夏場には色んなものを凍らせて 食べていた バナナやカルピス 中でも 甘いコーヒーをマグカ…

初めてのバイト

毎年12月になると 国道沿いの老舗のケーキ屋さんの軒先に 筆書きで アルバイト募集中 とだけ書かれた板が吊り下げられた 時給も時間も募集対象者も 何の情報もない 木のまな板を縦半分にカットしたような板 人づてに 高校生でも雇ってもらえるらしいと 聞い…

高校生だった

今日も無事に1日終わったな そんな充実感を味わうのは 職場のブラインドを下ろすときである 丁寧に生きよう 自分に正直にそして自分を大切に 今、目の前のことを楽しんでいこう そう言い聞かせるうちに 身の回りの物や もちろん人にも 丁寧に接する機会は増…

中学生日記

2月にしては珍しく生温かい朝 大粒の雨が気持ちよいほど 勢いよく降っていた いつものように職場に行き いつもの風景を眺める 湿度は100%に近いのではないか? 窓は結露し外の風景も見えない 室内の空気はかなりの水分を含んでいるようで じっとりと重く感…