先日の美容師さんとの会話以降
自分を守ることについて
考えていた
私は仕事柄
1人でアウェイに飛び込んでいく
人様のお宅に訪問して
全身でその方の生活を感じ取り
支援に繋げていく
各々のお宅は匂いが異なり
家の中の空気も異なる
その方との相性もあるが
できるだけ先入観を持たずに
いつも丸腰で挑んでいた
特に武器も持たずに
ただひたすらに
相手に呑み込まれていった
そこが問題だった
自分を守るどころか
自分から攻められに行っていたのだ
とても困難なケースを抱えており
思うように支援できずに
苛立ちさえ感じ始めていた
そのケースが
まるで絡んでいた
紐が解けるように
スルスルと解決していったのは
あの
自分を守ること
を意識し始めた頃だった
そのケースの方は
依存的で私よりも何枚も上手だった
どう動いても一向に改善策にたどり着けない
動けば動くほど
紐はどんどん絡まっていくだけだった
しかし
そうさせていたのは私のせいで
私は私を守るためにも
しっかりと
一線を引かねばならなかったのだ
仕事として
ここまでならできるが
これ以上はできない
その上で
専門職としての助言をすべきであり
できないことに対して
申し訳なく感じる必要もなく
ただ業務として
はっきり伝えるべきだった
浅はかな優しさが
逆にその方の自立を妨げていたし
それは無責任な優しさでもあった
できる事とできない事をしっかり伝える
仕事として遠慮することなく
しっかりと線を引く
その方が
相手のためでもある
変な優しさや遠慮はいらない
そうする事で
物事の本質が見えなくなるから
気遣いも大切だが
時に気遣い過ぎて
自分の価値を見出せなくなる
卑下しすぎて
落ち込むこともある
遠慮し過ぎて
相手を横柄にさせてしまうこともある
ボランティアではない
仕事として関わっているのだから
私個人ではなく
職務としての役を演じる必要があった
当たり前のことを
当たり前にしたい
ただそれだけですよ
私の大切な人の言葉
そうすることで
自分を守ることにもつながり
絡んでいた紐は解けていった
不必要な優しさや遠慮で
物事を難しくして
紐を絡めていたのは
他ならぬ自分だと気がついた
当たり前にしていれば
そもそも紐は絡まないし
物事はそんなに難解でもない
こと仕事に関しては
個人的感情は本質を見えづらくし
無駄に紐を絡める原因にもなり
物事を厄介にもしてしまう
自分を守る
自分を大切にすることで
物事の本質を見抜きやすくなり
感情に左右されずに向き合える
何が一番大切なのかも分かってくる
自分の意思や意見を
はっきりと言う練習をしている
練習・・・
なかなか難しが
とても重要なことだとは理解できる
絡んだ紐は解けば良い
そして
最初から絡まないように
ただ
丁寧に当たり前のことをしていれば
何の問題もない
何となくそんな感覚に気がついて
また少しだけ
生きやすくなった
自分を守り
大切な人も守りたいから
今日もまた
当たり前のことを当たり前にしていく
何の心配もいらない
大丈夫