ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

備えよ常に

息をのむ美しさだった

 

真っ赤な朝焼けで

雲は鮮やかな赤色に染まっており

文字通り

絵にかいたような美しさであった

 

住宅街のため

シルエットだけになった家々が

その景色を遮るように立ち並び

全貌を伺うことはできない

 

 

中学生の時に

クラスメイトが

描いた絵を思い出す

自然保護か何かのポスターで

サバンナの夕焼け空の手前には

キリンや象やライオンのシルエットだけが

描かれていた

 

夕日が沈みゆく空の赤に近い橙色と

動物たちのシルエットの黒色が対比して

とてもきれいな絵だった

 

 

もっと近くでちゃんと見たい

 

しばし立ちすくんで

無意識に

「きれい」

とつぶやいて 

我に返り

小高い山の途中にある神社を目指す

 

そこからなら

何の障害物もなく

空を見上げることができるから

 

陸からでも

こんなきれいな朝焼けを

垣間見ることができるのか・・・

 

しかし

神社に辿り着いたころには

すっかり日の出を過ぎ

いつもの空に戻ってしまっていた

 

まるで

幻想でも見ていたように

そこには

私一人だ

 

 

その時は

いつ訪れるのか分からない

 

その時は

自分でも気づかないかもしれない

 

その時は

その時にしか存在しない

 

その時を

逃したくはない

 

その時に 気が付き

その時を 感じることができるように

その時を 逃すことがないように

いつでも心に余裕をもっていたい

 

「備えよ常に」

 

ウイスカウトで知った言葉

 

人生の素敵な場面を逃すことのないように

いつでも私でいたい

素敵なことを素敵と感じ取ることができるように

少し心に余裕をもっていたい

 

そう思った