ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

沸点

沸点が低い

 

地上付近では100度で沸騰する水も

標高が300メートル上がるごとに

沸点は一度ほど下がるらしい

富士山頂では87度

エベレスト山では70度ほどだとか

 

もしかすると

私は

高い山の上で生活しているのかもしれない

と思うことがある

そういえば

時々息苦しさを感じることもあるし(精神的に・・)

些細な出来事に

瞬時に沸騰してしまうのだ

 

言い換えると

瞬時に

苛立ちや怒りの感情が沸いてしまうのだ

 

人生も折り返し地点を過ぎ

そんな自分の特性も認識し

やむを得ず受け入れつつはある

周りが悪いのではない

私の解釈が悪いのだと

 

いや良い悪いの問題でも

ないのかもしれないが

自分の思うように事が進まないと

大抵の人間は苛立ちを感じるのではなかろうか?

そのようなとき

どのように対処するのかも

その者の人間性の一つであろう

 

とある日

他部署の主任へ相談事があり

事務所を訪ねた

思ってもみない批判的な返答に対し

瞬時に沸き上がった不快感を

何とか押し殺し

事務的にやり過ごすのが精一杯だった

 

ここで

負の感情を表してはいけない

そんなの大人気ないもの

デスクに戻る廊下を歩きながら

昼食をとりながら

歯を磨きながら考えた

 

きっと

彼は虫の居所が悪かったのだろう

もしくは

こちらの言い回しがまずかったのかもしれない

どちらにしろ

今は関わらずにそっとしておこう

 

「今日 機嫌悪かったもんね

 私もつらく当たられたのよ」

 

帰りがけにその現場に居合わせた年配の女性が

声をかけてくれた

 

そっかぁ

あの時感情的にならずに良かった

こちらも感情的になったからといって

なにも解決しないし

問題がこじれるだけだしな

私も少しは大人になってきたじゃない

 

そう自分を褒めつつ

気を抜いているといつまた

瞬間湯沸かし器に

スイッチが入るか分からない状態に

危うさも感じていた

 

特に良くないことについては

知らずに耳に入ってきたり

周りを見ているとそうなるのではないかと

ある程度予想通りに進むこともある

人が集まれば

何らかの人間関係が形成され

少なからず影響を受ける

 

物事に瞬時に反応してしまう

それは無意識に繰り返していたことで

良い場合もあるが

悪い場合には自己嫌悪に陥っていた

 

ん~

人や物事と少し距離を置いてみよう

不本意なことがあっても

相手を責めずに

自分なりに良い解釈を探そう

自分本位で考えるから

誰かの何かのせいにしてしまう

相手にも必ず何か理由があるはずだ

ようは

こちらの気持ちの持ち方ひとつで

同じ出来事も

良くも悪くも解釈できるのだから

真実でなくても

良い気分でいられる方が良いのかもしれないな

 

何気なく

Amazonのサイトを見ていると

おすすめ商品で

「反応しない練習」草薙龍瞬著

という単行本が表示された

その説明書きによると

 

あらゆることに「反応」して疲れていませんか?

人生をもっと、シンプルにロジカルに

 

実際、「自分はいま〇〇している」と心の状態を言葉で確認することや、手のひらや足の裏の感覚を意識しながら体を動かすことで心を落ち着けるといった、物事に無駄に反応しないための方法が盛り込まれている。

~抜粋~

 

とある

 

今の自分に向けられた言葉のようで

はっとした

 

沸点の低い私は

反応する必要のないことにまでも無意識に反応し

勝手に嫌な気持ちになっていただけで

ただただ神経をすり減らしていたのかもしれない

 

そう反省しながらも

またもや瞬時に

この単行本をカートへ入れたのであった