ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

今を生きる

仕事に追われ

子育てに追われ

常に先のことばかりを考えて

身体はそこに存在するのに

魂は

いつも抜け殻だった

 

いや

仕事や子育てのせいにして

本当は

どうやったら今を生きることができるのか

なんて考えたこともなかったし

それに気づく術も持ち合わせていなかっただけだ

 

 

早く片付けて次に行こう

洗濯機を回しながら掃除機をかけて

洗い物を済ませて

定時には出発したい

 

子供たちが小さいときには

何一つ思うように事が運ばなかった

 

小さい子供がさっさと行動できるはずもない

時計を見て逆算して動けるなんてあり得ない

それが子供だし

それで良い

 

しかし私は・・・

 

早くしてね

が口癖で

いつも気持ちばかりが焦っていた

早くできるはずもないのは分かっているのに

 

息子が低学年の時

皆教科書を開いているのに

彼だけは窓の外を眺めていた

皆元気よく手を上げて発表しているのに

彼だけは空想の中にいるようにも見えた

 

もしかして

私がいつも早くしてねと言いすぎて

彼の心は

どこかへ置き去りにしてしまったのかもしれない

そう後悔もした

 

私の時間に合わせるように無理をさせ

彼の時間を生きられなくなったのだろうか

今を生きることができずに

確かに身体は今そこに存在するのに

彼の魂はどこか他のところにあるようだった

 

走り出したら止まれない

泳いでいないと死んでしまう

そんな状況が長く続いた

 

彼も中学生になり迎えた反抗期

私の早くしてねは封印し

遅刻しようが忘れ物をしようが

彼に任せることにした

私と同じスピードで生きる必要もない

彼には彼の生き方がある

やっとそこに着地できた

 

いくら案じても

もう私にはどうすることもできない

ただ彼を信じて応援することくらいしかできない

彼がトラブルを起こすたびに謝罪に行ったりもした

自分の感覚を自分で試して感じてほしい

責任は私がとる

好きなように生きなさい

 

少しずつ

私も自分を取り戻していった

というより

本来の自分以上に潜在的な自分を発見することになる

 

今ここにあることに気が向かずに

その先のことを心配してばかりで

今を生きること

なんてできるはずもなかった

それがどういうことなのかさえ分からなかった

 

今ここにあることを心から楽しむ

 

そんな術を手に入れた時

心から幸せで

素直な自分になれた

私ってこんな面もあったんだと驚く

 

まだその術は手に入れたばかりで

気を抜くとすぐに忘れてしまう

なんとも不思議な感覚である

 

この手を離したら死んでしまうかもしれない

 

じゃぁ

今この手を離さないことに集中すればよい

分かりもしない先のことを考える必要はない

今この瞬間を100%感じる

 

バイクの後ろにまたがった時

私は

その術を手に入れたと思う

 

どこにいても何をしていても

自分次第で幸せを感じることができる

今この瞬間に心から身を置き感じることで

不思議な力が湧いてきて

何だってできる気がする

何の問題もない

 

今を楽しんでいいんだ!

 

今を生きる!