ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

特別定額給付金

世帯主である私の口座に振り込まれた

 

本当に給付されるのかあいまいな頃

高1の彼は、私が独り占めするかもと思っている

と中1の彼女にほのめかしていた

 

そんなつもりは毛頭なかっただけに

腹立たしかった

いつものことである

 

各々通帳に入金して渡した

彼は給付前にスマホケースをネット注文しており

差し引いて入金した

(お金を手にする前に買い物をする、そういうところも理解できない)

 

国からいただいたお金であり

予定外の収入

彼らの自由に使ってよいと考えた

 

だが

ここが私の懐の狭さ

今年度の小遣い、お年玉、誕生日プレゼントはなし

これを条件にさせてもらった

 

2人とも二つ返事で条件を受け入れた

 

彼はさっそくネットで服や美容用品を注文

その額5万円強

普段なら、考えて使いなさいと怒るところであるが

好きにさせておこう

年度末に足りなくなって困るのは自分なのだから

自己責任を学ばせる良い機会だろう

このように

ぱっと使ってしまうところが

私には理解できない

そして心配でもある

将来、金銭管理ができるのだろうか・・

 

そう彼女に漏らすと

「使う分よりたくさん稼げばいいんじゃない」

と一言

たしかにその通り

頭が下がる

 

その彼女は3万円だけ引き出し

欲しいと公言していたゲームソフトと文房具を購入

いつか行きたいと言っていたピザ屋でランチをし

日頃から夢見ていたジュースの箱買いをしても

まだ手元に残っている

 

兄妹でこんなにも違うのか・・

私から出てきたはずだが

もはや彼らは各々の人格を形成し

私とは違う人間に成長している

喜ばしいことでもある

 

職場の男性の家庭でも

同じように全額現金で子供たちに配ったという

(私も現金で渡せばよかった、少しはお金の重みが分かったかも。ここも私の懐の狭さだ)

高校生の息子さんは

「いらない、お母さんに渡して」

中3の娘さんは

「2万ちょうだい、あとは通帳に入れておいて」

中1の娘さんは

樋口一葉だけで良い」

奥様は

「別にほしいものもない」

という反応だったそう。

 

きっと

男性の家庭は普段から不自由なく暮らしており

必要なものは手に入る環境なのだろう。

欲しくても手に入らないことはなく

満足した生活を送っておられるのかもしれない。

男性は「物欲がないんですよ」なんて言われるが

これが普通の家庭なのかもしれない。

 

私は

必要最低限の物しか与えることができずに

いつも我慢させているのかもしれない

だから

10万円を手にしたら、今まで我慢していた欲しいものを

ここぞとばかりに購入する

迷うこともなく惜しげもなく購入する

彼をそうさせたのは私なのかもしれない

 

申し訳ない

 

いつも言っていることがある

申し訳ないが私は不要なものを買うお金は持ち合わせていない

君たちが大人になって自分で稼ぐようになったら

どうぞ好きな物を買ってください

好きなように暮らしてください

本当に申し訳ないと思っている

と。

 

ネットで特別定額給付金の目的を見て

彼らに伝えた

何も感じてはいないかもしれないが

何かしら感じてくれていたら幸いである

 

自分で稼いで自分で生きていく術を身に着けてほしい

 

男性のような家庭環境で育ててあげられなかったことは

本当に申し訳ないが

受け止めてもらうしかない

口で言っても伝わりそうにないので

私の背中を見て何か感じてほしい

だから

彼らに、そして自分に負けないように今日も頑張っている

 

胸を張って前進あるのみだ