satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

「におい」

「パラサイト 半地下の家族」を見た際、あの「におい」をリアルに感じた。半地下の「におい」。実際に嗅いだことはないし、映像から「におい」が漂ってくるわけでもないが、半地下の湿ったようなにおいが、少しの間、鼻について仕方がなかった。

 

娘が、猫を飼いたいと言い出した。猫のおしっこの「におい」から、以前飼っていた猫が亡くなる前に、「におい」がしたと娘が言った。

 

にわかに私も感じていたいことを娘とすり合わせていく。

 

母が脳梗塞で搬送される前にも、娘は「におい」を感じていたらしい。普段とは違う「におい」だ。

 

やはりそうか。

 

よく看護師さん達は、お迎えが来る前の方には特有の「におい」がするという。

「におい」で病気の方を見分ける犬がいるらしい。

 

病気や体調不良などの異変時には、何かしらの「におい」が放たれているのではないだろうか。自分なりにそう感じていたことを娘も自然に感じていたようで驚いた。

 

学生時代、一度だけ一緒に映画を見に行った彼がいる。優しくて、印象もよかったのだが、ただ一つ、「におい」が好きになれなかった。映画を見ている感にも、「におい」が気になり、帰る頃には不快に感じてしまい、それきりだった。

 

「におい」の正体はフェロモン?なのだろうか。

細胞から発せられる何かしらの物質なのだろうか?

自分の「におい」が気になることもある。体調が悪い時なのだろうか?

 

よく分からないが、無意識の中でも「におい」は何かしらの判断基準になっているような気がする。