satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

MRI

更年期治療に伴う血液検査で、とあるホルモン値が高値であることが発覚。婦人科から、念のため脳神経外科を受診するよう紹介状をいただいた。

 

その足で初めて脳神経外科を受診した。

 

何の心構えもないままに、MRIを撮ることになる。いや、2年ほど前、顎にヒビが入った時に受けたような気もするが、言われるがまま、ヘッドホンをつけられ、目を閉じるように指示される。

 

程なくして、寝台が動き出し、おそらくあの装置の中に入って行くのが分かる。

 

ここで目を開けたらどうなるのだろう?

 

そんな好奇心を押し殺し、呼吸を整える。装置の外からは常に心臓の鼓動のようなリズミカルな機械音が聞こえた。エアコンがよく効いた部屋に私一人。

 

大きい音なんて、しないじゃないなんて思っていると、まるで宇宙船に拉致されて検査されているかのような電波音が襲ってきた。

 

電波音は、何バージョンもあるらしく、まるで映画の中にいるようだった。科学が発展した今なお、この音を発することなく検査をする事は不可能なのだろうか?お年寄りなんて、こんな不可解な電波音に耐えることができるのだろうか?

 

何をされるか分からない。経験したことがない。先が読めない。分からないということが、1番の恐怖だと思う。MRIに限らず、世の中で起こる大抵のことは、分からないから怖いのだ。

 

しかし、分からないことも多くあり、そんな時には開き直るしかない。

 

結果、脳のある部位が通常より少し大きめであるが、それは個性なのか、病的なものなのか判断がつかず、3ヶ月後に再検査となった。

 

予約の紙には、MRIに対する説明や注意事項が書かれていた。

先に、これを見せていただきたかった。

 

今まで経験したことのない脳の検査。

実はとても怖かった。

 

アラフォーも後半に差し掛かり、病院の診察券ばかりが増えてきた。症状別に専門の診療科を受診するものだから、当然といえば当然か。各病院での診断を自分で把握して、他の病院とリンクさせていかなければ、チグハグな治療になり、薬が増えていくように思う。

 

結局は自分だな。