satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

皮膚科専門医

数年前、草むらで足を虫に刺されて以来、膝下の湿疹が悪化したり、軽快したりを繰り返していた。

 

近所の皮膚科にかかって3年以上、ヒルロイド軟膏を処方されても完治しないのは、私がまともに塗布していないからだと思っていた。忙しさもあり、痒みがひくと、放っておいた。

 

しかし

 

アラフォーも中盤に差し掛かり、他にも体の不調を感じるこの頃。

一念発起、皮膚科を変えてみることにした。

足の付け根まで湿疹が広がっていたので、女医さんを探した。

 

初めて受診した際の女医さんの第一声は

「自家感作性皮膚炎ですね」

だった。

今迄の皮膚科では、「乾燥からでしょう。見ただけでは病名はわかりませんよ。」なんて言われていただけに、病名が分かりほっとした。

おそらく、草むらの虫刺されが原発巣となり、治りきっていないと推測する。

 

今迄通っていた病院名を聞かれ、答えると

「あのクリニックは、ご主人が皮膚科医だったけど、ご主人は亡くなって、今診療してる奥さんは麻酔科医のはず。ちゃんと見れるのかしら?病院を代わって、良かったわね。血液検査とかしました?」

 

血液検査ができるなんて知らなかった。

ていうか、あの奥さん先生、皮膚科の看板出しているけれど皮膚科医ではないのか。麻酔科医って。いつも皮膚状態は見ずに、即軟膏と薬を出してくれるから早くて助かるなんて思っていたが。

 

血液検査をお願いし、ステロイド軟膏と飲み薬と漢方の処方を受けた。大好きなコーヒーとチョコレートも控えるようにと付け加えられる。

 

帰宅後、検索してみると、日本の場合、医師免許があれば、歯科を除くどの科の診療もできるらしい。

ただ、専門性の担保のためか、免許取得、研修後、進みたい診療科を決め、その科の認定専門医を目指すとか。

 

なので、奥さん先生は真っ当な診療をしているといえる。皮膚科専門医でないことを、知らずに通院していたのは、こちらの落ち度である。

 

知らなかった。

 

専門医制度。

 

皮膚科専門医の女医さんは、感染予防のため、天井から吊り下げられたビニールシート越しの診察だが、一目で診断できるなんて流石である。

 

自分の症状に合わせて、病院を選択できるように多少、医療の知識も必要。

ただ、専門医が各々の専門的な視点でみると、他の科の疾患を見落とす事もあるのではないか?

となると、普段のかかりつけ医は必要で、何よりも、自分の体のことは自分である程度分かっている必要がある。

 

健康第一。

 

これからは、自分の体を労わってあげよう。