日曜の朝起きると
左腕が上がらなくなってた。
少しでも動かすと激痛が走る。
何の前触れもなく、突然襲ってきたこの状態は、おそらく、噂には聞いていた四十肩に間違いない。
心当たりは
ストレスだろうか。
着替えようにも、左手が後ろに回らない。洗髪も難しい。化粧水も片手でパシャパシャ。歩く時に左手を振るのも激痛が走る。
月曜日、通勤の際、シフトレバーを動かすだけでも激痛。右手のみで運転し職場に到着。パソコンに向かうも、数分で左手が動かない感覚。受話器を取るのも、後ろの棚のファイルを取るのも、少し腕を動かすだけで激痛。茶碗も持てない。
なってみて初めて分かる、この痛みや辛さ。
他人事だと思っていたが、どうやら私も人並みに歳を重ねているようだ。
はて、整形外科に行くべきか?
整形外科は、手の強張りで受診し更年期疑いを受けたのが先月。
その2週間後には、左膝裏に痛みを覚え、使い過ぎと、骨のすり減りは老化の始まりだと、あっさりと診断。
流石に3度目の受診は、恥ずかしさもあり様子をみることにした。
年を重ねて、思うように体が動かないのは、確かに辛いが、その分、ゆっくりと動作をするようになり、半ば、諦めも出てきて、以前より心には余裕が出てきたように思う。
焦っても、体がついてゆかないのだから、仕方がない。自分にできる範囲でこなしてゆく他ないのだから。