ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

プロフェッショナル マジ リスペクト

100円ショップには、一体何種類の商品が置かれているのだろうか?

 

どこに何があるのか分からないから、探す楽しみもあり、新しいアイデア商品等見つけると嬉しくもある。

 

「シーリングスタンプ」が100円ショップに売っているらしい。

 

どこからかその情報を仕入れた彼女に促され、そのもの自体を見たこともなく、予備知識もないまま、買い物ついでに100円ショップへ立ち寄った。

 

手芸コーナーにはない。文具コーナーにもない。果たして100円で取り扱える商品なのだろうか?見つけ出せないと判断した彼女は、陳列整理をしていた女性店員に尋ねた。

 

「すみません、シーリングスタンプってありますか?」

 

「申し訳ございません。現在、その商品は取り扱っておりません」

 

「!!」

 

店員さんが、躊躇することなく即座に返答されたことに驚いた。シーリングスタンプをご存じで、取り扱いがないことまで把握されているなんて、さすがプロフェッショナル。

 

彼女も、商品がなかったことよりも、店員さんが商品を把握されていたことに驚いた様子で振り返る。

 

「すごい!シーリングスタンプ知ってるんだね。こんなにたくさんの商品があるのに、全部把握しているなんて、びっくりした」

 

さらに違う系列の大型100円ショップへ向かった。

 

その間に、シーリングスタンプを検索してみる。どうやら、手紙の封を閉じるときに蝋を垂らしスタンプで留めるものらしい。そのスタンプと、蝋が100円ショップにて販売されているという記事を見つけた。

 

なんでも揃う100円ショップ。私にとっては、魔法の国ディズニーランドと言っても過言ではない。しかも、ほぼ100円で手に入る、お財布にも優しい。

 

手紙に封をするのならと、封筒のコーナーを探すも見つからず。またも、彼女は近くにいた女性店員さんに尋ねる。

(探す楽しみもあるが、分からないことは店員さんに聞くのが一番。店員さんによっては、その商品のことを丁寧に説明してくださり、聞かれることが嬉しい場合も多い。お忙しいときは別だが。人は自分の知識を人に披露したい一面もあると思うよと彼女にはよく話しており、最近では躊躇わずに店員さんへ声をかけているようだ)

 

「こちらです。スタンプはここにあるものだけになります。シーリングワックスは売り切れで入荷はございません。申し訳ございません」

 

「!!!」

 

こちらの店員さんも、すぐに売り場に案内してくださった。通路側のフックに吊り下げ陳列されており、一度見ただけでは気づかなかった場所。

 

「やっぱ、店員さんてすごい、プロだね。シーリングワックスまで知ってたよ。こんなに商品が入れ替わるのに、調べもしないでぱっと答えてくれるなんて、頭の中に全部入っているのかもね。すごいなぁ」

 

これぞ、その道のプロフェッショナル。

 

夢の国100円ショップで感動し、店員さんの後姿には後光がさしているようにも感じた。かっこいい。

 

彼女ら風に表現すると、「マジ、リスペクト!!」

 

自信をもって真摯に仕事に向き合う姿は、頼もしい他ない。そんな大人になってほしい。