以前、いわゆるゴミ屋敷に住む利用者さん宅をヘルパーさんと一緒に片付けた際、軽貨物いっぱいにゴミ袋を詰め込み、清掃工場に持ち込んだことがある。
車に乗ったまま計量し、バックで搬入口に乗り付け、自分たちでゴミを投げ入れた。
その後、再度計量し100kg以内なら無料だったと思う。
昨年、母の退院に合わせ、家具を処分した際に、ネット検索で最上位であった不用品回収業者に依頼した。軽トラ一台8,000円。家具やソファーは一台に乗り切れず、翌日もう一台お願いした。
今回、息子の進学に合わせてまた家具を処分することになり、同じく回収業者に依頼した。
家の外に持ち出すために、タンスを解体したのがまずかったらしい。
解体してしまうと、家庭ごみではなく、産業廃棄物になり、専門業者へ依頼しなくてはねらず、30,000円ほどかかるとか。近年、にわか回収業者が増え、清掃事務所側の規制が厳しくなったようで、違反が見つかると、指定取り消しになるらしい。畳一枚の広さで高さは120センチまでが、軽トラ一台の家庭ごみ積載量だとか。軽トラのホロが高いのは、冷蔵庫を積み込むためであり、あの高さいっぱい詰め込むと違反になるようだ。
燃えるゴミ投入の際に、少しでも金属音がすると、ゴミ袋を破り中身を確認されるらしい。
産廃は専門業者に依頼するしかないとか。
そう言えば、以前薄い畳敷きを回収してもらう際、産廃になると言われ、数日かけて切り刻んだことを思い出した。
一般市民が、清掃事務所に持ち込んでも、最近では、燃えるゴミと粗大ゴミと別々の棟に通され、その都度計量されるなど、とにかく厳しくなっているようだ。焼却炉に誤って転落する事故もあったとか。
こんこんと説明され、回収んしてもらえないのではと思ったが、今回は15,000円で持っていきますが、次回はもうないですよと念押しされた。
この先、ゴミ出しも有料になるのかもしれない。自治体によっては、分別が厳しいところもあり、リサイクルするために水洗いすることもあり、どちらが地球に優しいのか分からなくもなる。
普段のゴミ出し、当然のように出しているが、その有り難みを思い知ることとなった。