ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

東京旅2日目

広々としたベッドに

大の字で眠り

気持ちよく目覚めた

全面ガラス張りの窓からは

臨海公園付近をランニングする人達の姿が見える

曇り模様だが

それはそれで悪くはなかった

 

パンは

昨夜食べてしまい

朝食ビュッフェに変更

荷物をまとめる

 

今日は団体客がいるらしく

早めにシャトルバスに乗ることを勧められていた

 

テラス側に席をとり料理を選ぶ

朝から豪華な料理を前にし

今日1日のことを思うとワクワクしてきた

 

彼女は相変わらず

コーンは野菜だから!

プレートいっぱいにコーンとフライドポテトを盛りつけた

普段と変わらないチョイス

それも良かろう

 

挽きたてのコーヒーを久しぶりにゆっくりと味わい

焼きたてのパンを頬張る

なんて幸せなのかしら

 

ほどなく団体客とおぼしき高校生らしき生徒たちが

どやっと入ってきた

 

早々にシャトルバスに乗り込み

東京ディズニーランドへ向かった

ちょうど通勤ラッシュ中の道路を

ゆっくりと走ってゆく

車線の間を縫うように

大きなスクーターやバイクが追い抜いてゆく

車のナンバープレートは

品川、川崎、足立・・・

そうだよね

東京に来たんだなぁ

見るのもすべてが都会的に映る反面

どこにいても変わらないのかなとも感じる

 

夢の国

ディズニーリゾート

 

開演前

待つ間に小雨が降りだし

開演と同時にファストパスを入手し

レインコートを買いに走った

 

やはりパークの中はエンターテイメント

ミーハーな私はすっかり現実を忘れ

金銭感覚も麻痺していた

 

普段はクールな彼女でさへ

ポップコーンケースを喜んで首から下げていたのだから

ディズニーの力はすごい

 

プーさんのハニーハント

数分のアトラクションだが

彼女もノリノリで搭乗した

 

ん~

まだ子供の一面もあるな

と一安心する

 

アリスをモチーフにしたレストランでランチ

 

え~

カップまで持って帰れるんだね

可愛い

おいしそう

もう気分は不思議の国のアリス

というよりはウサギの方であった

 

お願いされていたお土産を購入し

カリブの海賊ジャングルクルーズに乗り込む

大人になってしまった私には

少々物足りなさも

あったが

彼女が楽しんでいたのだから

それで良い

 

毎年のように

〇〇ちゃんはディズニーランドに行ったんだって

と報告してくれた彼女

 

きっと

もっと早く行きたかったよね

本当はランドの目の前の

ホテルに泊まりたかったよね

今の私にはこれが精一杯だった

いつかまた大きくなったら

ゆっくりと遊びに行こう

 

ランド内をひとしきり歩き回り

お目当てのアトラクションを制覇し

ランチも終えると

 

もう空港に行きたい

と彼女

 

留まる理由もなかったので

ミッキーのパンを味わいながら

バスの時間を変更し

早めに空港へ向かった

 

しかし

羽田空港は隣接するショッピングモールもなく

暇つぶしができるような場所ではなかった・・・

 

自動販売機のたこ焼き

に心奪われた彼女に

ご馳走し

飲食スペースで時間を持て余す

 

飛行機にたどり着くまでは

気を緩めることはできず

時間ばかり気になっていた

 

空港へ向かうバスの中から

工事現場で働く人々の小さな姿が目に入った

東京オリンピックに向け

いろいろな施設の建設ラッシュなのだろう

モノレールに乗っているときにも

工事中のビルが多いこと

高級な外車に乗って通勤する人

満員電車に乗って通勤するサラリーマン

工事現場で働く人

同じ人間でも

色々な働き方があるし

生活レベルも各々だ

それでも

皆同じように朝を迎えて

平等に時間を与えられている

ものの一生よりはるかに短い人の一生

いつ何が起こってなくなってしまうかもしれない

悩んでも1日

楽しんでも1日

やるのか、やらないのかは自分の気持ち一つ

何が正解で何が間違いなのか

何が勝ちで何が負けなのか

分からない

ただ

立ち止まっている時間はもったいないし

何を怖がる必要もない

 

結局

どんな環境にいても自分次第なのだろう

 

だとすれば・・・

 

1泊2日という弾丸スケジュール

帰路の飛行機が急降下し

帰りの運転が気持ち悪くて

パーキングに停まるも人気がなくて怖かったことを除けば

なかなか面白い旅となった

 

行って良かった

 

情報があふれる東京という都市

嫌いではない

自分さえしっかりしていれば

どこでもやっていける

 

今いる環境も

嫌いではない

 

多様性を理解し

他者に自己を押し付けない

人と違うことに悩むことはないし

そんなこと

大した問題ではない

 

え~

俺また役員ですか?

嫌だなぁ

俺が役員をしたら旅行は~ですよ

来年は他の奴にさせてくださいね

会長はしませんからね

 

その光景をテレビでも見るような気持ちで眺め

残念だなぁ

と彼の行く末を案じた

 

そんなこと言ったらかっこ悪いよ

ここはひとつ何かのチャンスだと思って

黙って気持ちよく引き受けたらどう?

 

なんて声でもかけられれば良いのだろうが

彼には理解してもらえそうにもなく

あまり関わり合いを持ちたくないな

と何となく感じて

他の数名が私の顔をみていたのも分かったが

その場を後にした

 

話が通じないかもなという人間がいるのも事実

お互い様なのだろうけど

そういう人には

無理に話をするのをやめた

相手はそれで何も問題ないのだから

あえてこちらの意見を伝える必要もないのだろう

こちらに実害が加えられなければ

いや

実害が加えられても

そんなの大した問題ではないのかもしれない

 

♬どうにもならないことなんて

 どうにもなっていいこと

 

皆が皆分かりあえる訳ではないし

 

最近怒ってばっかなんですよね・・・

 

相手が思うように行動してくれないことに対する怒り

話が通じない相手に

いくら自分の気持ちを伝えても

永遠に響かないだろう

ならば

相手の目線に合わせ

相手に分かる言葉を選び

相手に響くポイントを探る

最終的にこちらの思うような行動につながれば

それで良いではないか

お互いの着地点をみつける

皆違う価値観を持った人間なのだから

ビジネスライクで結構なのだと思う

怒っていたって何の解決にもならないし

じゃぁ、どうしよっかな

と考える方がストレスも少ないだろう

 

そこまで話をする時間もなく

ただ

聞くことしかできなかった

 

結局

人間は自分にしか興味がないし

他人が自分をどう見ているのかが気になるわけであって

他人のことが気になるわけではないのではないか

 

他人からの評価を期待し

評価されないからやめる

それも一つの選択肢なのだろうが

自分で自分を評価してあげるのも一つの方法ではないか

 

動きのない水の溜まっている淀んだ池のような

ひとところに留まり

変わりゆく世間を眺め

何の変化もなくただ取り残されている感覚に陥ることがある

しかし

自分を含め

確かに環境や周りの人間は変化し

何も変わらないことなんてない

風が吹けば水面は動くし

どこからか虫が飛んでくるかもしれない

大雨が降れば氾濫し

すべての水が入れ替わる可能性だって否定できない

 

変化に順応してストレスを軽減して自分を楽しむ

周りに同化せずに自分を大切にしたい

 

逆に変わらないものはない

変化していくことが世の中の摂理である

変化することに恐怖を感じることもあった

以前の私だ

いつまでも同じものを使い続けたい

いつまでも若々しくいたい

いつまでも続いてほしい

いつまでも・・・

 

今なら分かる

変化のないことほど面白みはないと

自分も少しずつ変化いや進化しているのかもしれない

 

いつもの環境を離れての彼女との2人旅は

色々なことに気づかされた

 

自分がミーハーだなとという再確認も・・・