あまり自分のことを
話すたちではない
どちらかというと
苦手な方であるし
聞かれないことは敢えて
話す必要もないと思っている
しかし
世間一般的な女性たちは
自分のことや家族のことなど
とにかく
よく話す人が多いように感じる
それが良い悪いと意見する気もなく
ただそう感じるだけであり
私には話す能力がないので
時に羨ましくも思える
話にオチがある場合は
楽しく聴かせてもらえる
自分の為になる話も
楽しく聴かせてもらえる
こちらから
質問することもある
仕事として出会うお年寄りの話は
全神経を研ぎ澄まして
耳を傾ける
特に要点もなく
その日の出来事を延々と話される場合
大変申し訳ないが
音楽のように
聞き流すこともできる
家族の話
特に興味が湧かなければ
とても冷たい人間だと思うが
質問することなくスルー
夜ご飯の話
長く調理の仕事に携わっていたこともあり
業務的に突っ込みたくなるが
なんとか我慢し
苦笑いしてやり過ごす
自慢話の繰り返し
これは悩ましい
初めて聞くときには
素直に
へぇ〜
すごいですね
と受け止めることができる
これが
2回3回と何度も話されると
正直しんどい
ことに
それが上司からだとしたら
無下に聞き流すことも憚られるのだが
へぇ〜
すごいですね
さすがですね
と言うのも
なんだか嫌気がして
ある日
私はこうですよ
と被せてみた
お互いに譲らず
自慢話の被せ合いになり
収集がつかなくなった
やはり
ここは上司を立てて
何度でも
へぇ〜
すごいですね
と言っておいた方が
丸く収まるんだと思った
自分よりも歳上の方を認めて褒める
なんだか失礼な気もするが
そうすることで
話も長引かないし
承認欲求を満たさせていただくことで
丸く収まるのなら
それも致し方ないのだろう
世間一般でいうママ友
よく喋る方も多い
洗濯の仕方とか
今朝は何を食べてどうだったとか
近況報告が怒涛の如く噴き出してくる
正直
全く興味がないし
話を聞いたところで
特にコメントもない
ちょっと変わった人と
思われているだろうが
興味のない話は
無理して聞かないようにしている
彼女らは
近況報告することで
ストレス発散しているのだろうが
その輪に加わることが
私にとってはストレスになるから
そんな話の中にも
何かヒントがあるのかもしれないが
何と返答して良いのか
ぎこちなくなるよりは
最初から話に加わらない方が
失礼がないかとも思って
そう
ちょっと変わった人
それで良い
無理に合わせる必要もないし
本当に必要な話は
必要な時に
何らかの方法で
入ってくるから
自分の心をすり減らしてまで
話に加わる必要はない
そう思うようになった
子供たちの場合は
事情が異なる
少しでも褒められらることがあったら
心から褒めたいと思うし
頑張ったことがあったら
素直に頑張ったねと言いたくなる
そこには大人のような打算などないから
わが子でも地域の子でも見知らぬ子でも
皆一様に穢れなどないから
自然と声をかけたくなるものだ
女子は連れ立ってトイレに行くことが多い
グループを作って行動し
他者と違うと弾き出される
大人になってもそう
何かするときにも
相手に同意を求め同調を得ることで
それが正しいかそうでないかに関わらず
安心する
あの人もそう言っていたし
という切り札を持ちたがる
それが
女性性なのかもしれない
子孫繁栄のための
生きる手段なのかもしれない
こと仕事となると
厄介なこともある
皆と一緒なんて無理でしょう
大事な決断は
1人でしないといけないことも多い
役職として孤独な判断が必要なこともある
皆私を認めて
誰か私を褒めて
そんなの
大人になったのならば
自分で自分にしてあげれば良い
上司に評価してもらえないから
と言っていた同級生
他者ではなく
まずは
自分で自分を評価してあげても
良かったのではないかな？
他者からの評価を気にすると
大切なことが
おざなりになるのではないかな？
大人になってからの
承認欲求を満たしてあげられるのは
他ならぬ自分ではないのかな？
私はそう考えるが・・
皆が幸せになれるように
こんな私でも良ければ
これでもかというくらい
皆を認めて褒めてみようと思う
そうすることで
自分も幸せになれると思うから
他者の承認欲求を満たすことができる
それは
大人として素敵なことだと思うから
