ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

お賽銭Withコロナ

いつものランニングコースに神社がある。境内までの100段近い階段を上りきり、鳥居をくぐる際に軽く一礼して、誰もいないお賽銭を洗う水道(何という名称なのだろうか?)へ向かった。

 

「コロナウィルス感染拡大防止のため、柄杓は撤去します」

 

A4用紙に黒のマジックペンで力強く手書きされていた。なるほど、いつも誰もいないし特に気にせず使っていたが、ここにも感染リスクがあるのか・・・。

 

水道から流れ出る水で直接お賽銭を洗い、さらに3段の石階段を上がり賽銭箱に向かった。大抵は早朝に走りに出るため、賽銭箱のある部屋のガラス戸は閉まっている。ガラス戸に手をかけようとした際、鈴がないことに気付いた。(あの縄がついた鈴は何という名称なのだろうか?そんなことも知らないままお参りしている私って一体・・)

 

「コロナウィルス感染拡大防止のため、撤去しています」

 

例の用紙が貼られていた。なるほど、確かに不特定多数の人が触るものだな。縄作りだし衛生的に問題かも。いつも誰もいないし、気にせず鈴を鳴らしていたっけ。急に意識してしまい、ガラス戸を肘で開けお賽銭を投げいれた。

そして、いつものようにコロナウィルスの早期終息と、家族、そして大切な人の安全を願う。(賽銭の割には願い過ぎかも)いつものルーティンで鳥居まで引き返し、深々と一礼した。

 

境内から道路までの階段をゆっくりと下りながら考えた。

 

お賽銭も洗ったとはいえ、不特定多数の人が素手で触っており、かなりの感染リスクがあるのではないか?神社の方は、お賽銭を回収した際に消毒などしているのだろうか?

 

より安全な方法として、今後、お賽銭は電子マネーになったりして・・賽銭箱のQRコードを読み取り「ペイペイ♪」となる日がきてもおかしくはない。

もっと言えば、外出すら危うくなるとしたら、スマホ神社アプリなんてのがあって、アプリ内で賽銭を決済し、アプリ内の鈴を鳴らして参拝するなんて日がきても何ら不思議ではない。そうなると、今こうして、リアルな神社で実際に賽銭箱に賽銭を投げいれられるこの行為はとても貴重なものではないか。

早朝なため、誰にも会わずにランニングできてはいるが、屋外をマスクもつけずにこうして走る事が出来るなんて、なんて幸福なことだろう。今後は、屋外をランニングしていたこと自体、教科書に載って未来の子供達に驚かれるほど、ありえないことになるかもしれない。ランニングは家の中でマシーンでするものでしょなんて。

 

新しい生活様式、慣れていくしかない。