ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

PTAの慣習

母となり、保護者となり、PTA歴も11年を迎える。

 

あれよあれよと言う間に、PTA会員となり、何の疑いもなく、言われるがままに、子供1人につき一回以上役員をするという慣習に従ってきた。

 

新学期一発目のPTAは、役員決めという慣習。

 

予め決められた役員2名が前に立ち、このクラスの子で役員経験者と、未経験者に分けられる。

 

委任状で、参加できなかった方は、活動にも来れないと思うのでくじ引きから省きますか?

 

毎年毎年だ。

もちろん皆首を横に振る。

 

示し合わせたように、顔見知りの親達も役員に混ざり、我々はクジを引くことになる。その間にも、大多数の保護者達は密になり、世間話に花が咲く。

 

私は、世間話をする事に楽しみを見出さず、居心地が悪い空間で、気配を消してクジ引きを待つのが常だ。

 

今年も同様。

 

不思議なことに各クラスに、まとめ役の者、仕切りたがる者、同調する者など、振り分けられているようだ。私は、1人黙って得体の知れない者といったところだろう。

 

クジを待つ間、進行していく役員2名の事を考えた。

 

きっと、彼女らは責任感が強く善意で引き受けてくれているに違いない。こんな憎まれ役、出来ればしたくないだろう。PTA活動の本質を知る由もなく、多くの者は、慣習に飲み込まれていく。

 

役員経験者は優位に立ち、未経験者は肩身の狭い時を過ごす。可笑しな慣習だか、誰一人疑っている様子もない。もちろん、私も口には出さない。

 

出来れば、役員なんてしたくない。しかし、ずっと続いてきたことで、どう抵抗して良いかも分からないし、誰に言いようもない。第一、子供に不利益が生じたらと思うと、従うのが利口なのだろう。

 

そして、子供が卒業するとPTAも終了。その間に、腰を据えて、PTAの慣習を見直す署名なんてなかなかできるものでもない。何かを動かす程のモチベーションも持ち合わせていない。

 

よって、今年も何となく釈然としないまま、PTA役員のクジ引きをし、役員は免れた。

 

学校には協力したいし、子供がお世話になっており、先生方には感謝している。一人一台タブレットが配布されるこの時代に、PTAの慣習もアップデートしていければ良いのに。そう思うだけで、私が何かを変えようということもないので、ただの愚痴のようで反省もしている。

 

普段、人との接触が減っていることもあり、久しぶりに学校へ行き、色々な方を見て考えさせられた。