久しぶりに近所の銭湯へ行った。
銭湯と言っても、この辺りの銭湯は温泉であり420円で天然温泉とサウナを楽しめる。
最近は、水着を着用し男女共に入れるテーマパークのようなサウナがあると聞いた。都会のサウナのニューノーマルか。。
平日昼間の銭湯は、マダムの溜り場のようで、温泉浴を楽しむ方と、いわゆるサウナーの方が混在していた。
サウナーマダムは、小慣れた方ばかりで、マイ砂時計と敷物持参、皆さん揃ってスリムな方ばかりで、サラッと腰にタオルを一巻き。サウナの中でも、フェイスガードをされている方には驚いた。確かに、これならお喋りも遠慮なしときた。サウナーマダムのニューノーマルか。。
サウナの醍醐味であるという
「整う」
について。
今迄は、ただ闇雲にサウナと水風呂を行ったり来たりという入り方をしていたが、この日は、「整う」を意識して繰り返した。
3回目に水風呂に入ったとき、体は冷たいのだが、顔がポッと温かく感じる。ほろ酔いの感覚というのだろうか。
これが整うなのか?
もっと繰り返せば、もっと整うのか?
真実はわからぬままであったが、何となく癒やされて、マダムに混ざって銭湯を楽しんだ。
この日は、私の誕生日だった。
幼い頃は、誕生日会なんて開いて友達を招いたりプレゼントをもらったりして過ごした。
自分が母親になってからは、誕生日は、生んでくれた母親に感謝したいと思うようになる。
1人で銭湯に行き、自分で誕生日ケーキを焼き、ひっそりと、しかし、確かに自分を感じながら穏やかに過ごした誕生日だった。
そんな誕生日も良いものだった。
色んな意味で「整う」1日となった。