ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

猫の避妊手術

保護猫を引き取った際に、避妊手術を勧められていた。ある種の病気の予防にもつながるためだ。1歳になる前に受けられるらしい。

 

一泊二日の入院での手術となった。

 

洗濯ネットに入れた状態でキャリーケースに入れて動物病院へ向かった。前日21時以降は絶食の指示。病院に預ける際に、急にこちらが心細くなり何時からどのような手術をするのか?全身麻酔か?何時に迎えに行けばよいのか?しつこく聞いてしまい、優しい動物病院のお姉さんは、手術終了後、状態報告の電話をしてくださることとなった。

 

9時に預け、夕方19時に電話をくださる。

「徐々に麻酔が覚めてきて、頭を上げるようになりました。名前を読んだらこっちを見てくれます。大丈夫ですよ。」

とお姉さん。

 

今朝はご飯を食べさせてもらえず、何の説明もなく、突然袋に入れられ、見知らぬところへ連れていかれ、気が付いたらお腹に傷があり、なんだか痛みもある。体に密着した妙な布を着せられ、毛づくろいもできない。一体、どうなってんだ?てか、ここはどこなんだ?

 

きっと、こんな風に心細かったに違いない。

名前もちゃんと分かっているんだ。

 

避妊手術は果たして、正しい選択だったのだろうか?

 

室内飼いなら手術は不要だったのではないか。生殖能力を奪ってしまい、赤ちゃん猫を生みたくても、もうかなわない。そんなの理不尽だ。人間のエゴだ。これが人間だったら大問題だ。なんてことしてしまったんだ。猫の気持ちも聞かずに、勝手な真似を。

 

いつも、カリカリのキャットフードをあげているが、それも人間のエゴかもしれない。「人間が猫を飼う」という構図が出来上がった時点で、もう猫は自然体ではいられない。人間とは同等ではない。人間がお世話してあげているという、パワーバランスが出来てしまう。その時点で、人間が猫を飼うという発想を持った時点で、避妊手術も猫を飼うための人間の義務的なものになってしまったのだろうか。病気予防のためにも、そのほうが猫たちは幸せなのだろうか。

 

猫の気持ちを聴きたい・・・。

 

翌日、朝一番に迎えに行った。夜は眠れず、何度も目が覚めた。人間ならば開腹手術翌日退院なんて無謀すぎる。丸一日絶食となり元気もない。家に帰ると、いつも以上にそばにくっついてくる。そのたびに心が痛む。

 

ごめん、こちらの勝手な判断で痛い思いをさせてしまったね。

 

数日後、化膿止めの注射に行き、一週間後は抜糸の予定だ。