ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

整骨院

初回限定1980円!

整骨院へ行った。腰痛はあきらめているが、ひざの痛みは改善したい。

 

国道沿いの整骨院の扉を開くと、待合の長椅子が二つ、子供の遊ぶスペースに小さな滑り台が見えた。用意されたスリッパに履き替え、院長らしき30代くらいの男性にバインダーの挟まれた問診票の記入と説明文を読むよう手渡される。患者は私一人。

 

痛みのある部分に〇をつけ、個人情報を記入する。施術の流れなどの文章にさらっと目を通し、最後に、こちらの施術方法に従えるか?指示通りの間隔で通院できるか?自宅でもトレーニングを続けられるか?のような内容と、住所や氏名は偽りでなく、本当のことを記載してほしいのような注意書きがあり、同意されるなら〇をつけるようにとある。医療保険適用でないため、身分の確認ができないからだろうか?なんだか違和感を覚えながらも、同意するに丸を付けた。

 

施術台は4台ありカーテンで仕切られている。一番右端のデスクもあるスペースに通された。

「初めまして、院長の〇〇です」

確かに、デスクには院長〇〇と名札がおかれている。痛みや痛みに至る生活歴などを伝える。整形で診断を受けたことも。

次に姿見の前に立ち、両手を肩の高さに挙げて前で合わせ、右に左に動かすよう促される。足を上げたりひねったりと診察は続いた。

 

院長の見立てでは、姿勢の悪さが元凶。巻き肩で肋骨が開いており、ストレートネックも相まって上半身の姿勢が崩れ、それをカバーしようと腰に負担が来る。骨盤も歪んでしまうためO脚を助長し、膝でバランスを取ろうとして負担が来る。この悪循環の長年の積み重ねにより腰や膝に痛みが現れているとのこと。

まずは、筋膜をほぐし、体が動くようにして、正しい姿勢を保持できるようになることが重要だと。

 

肩や腕などちぎれるのではないかというほどの力で、つまんだりほぐしてくださり、施術後は確かに腕の開きが良くなり、右に左に動かしても腰が付いてこない。

 

施術の端々で、院長のコメントに「なるほど、では〇〇ということなんですね?」と尋ねると、院長は「そっ!」と歯切れよく返答くださる。

 

「なるほど、その巻き肩は学生のころからなので、その頃から始まっていたってことですね?」

「そっ!」

 

「筋膜リリースって、聞いたことありますが、そのようなことですか?」

「そっ!」

 

「正しい姿勢を自分でキープしないと、また繰り返してしまうってことです?」

「そっ!」

 

後半は、院長の「そっ!」が聞きたくて、「そっ!」が聞ける質問を考えるゲームをしているようだった。

 

筋膜を緩める理論には大いに納得した。その過程を加齢と呼ぶことは院長的には好きではないとのことだが、悪い姿勢の継続=経年劣化=加齢のような気もする。肩の可動域も確かに広がったし、続ければよくなりそうな予感はある。

 

最後に、またもや説明書きがたっぷりついた料金表を手渡される。

「あなたの場合は10年以上前から症状があるので、最初は三日間毎日来てもらい、次は1週間に2回、4~5か月通ってもらいます。完全予約制なので、今日次回の予約を取って帰ってください」

 

3つのコースが記されており、勧められたコースは30万~。。。

 

大金のため、考えさせえてくださいと告げ、1980円のみ支払い帰宅した。

 

筋膜リリースが重要なのは分かった。

お金と時間に余裕があれば通いたいけれど。

 

整骨院の自費治療について、医療保険適用でないのは、国はそこまでの健康を国民に課していないということなのだろうか。同じ症状でも整形外科に行けば3割負担で痛み止めの薬や注射をしてもらえる。でも予防的に、または更なる改善を求めての整骨院に行くのは、個人の贅沢ということか。歯科矯正と同じような意味あいなのか。

 

院長一人で国道添いの家賃も高いであろう整骨院を続けておられるのは大変ではないか?と勝手に心配していたが、コース費用を見てその心配はなくなった。最初の問診票とともに手渡された文書後半の同意や個人情報記入の意味もなんとなく腑に落ちた。

 

院長には大変申し訳ないが、自費診療費を捻出できないため、とりあえず院長にアドバイスをもらった呼吸を続けていこうと思う。