ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

フランス映画 アメリ

ブリュレをスプーンで割るシーンやなんだかお洒落なポスターでは知っていたが、ブラックフライデーで手に入れたファイヤースティックでネトフリ環境が整い、初めて映画「アメリ」を観た。

 

不思議な世界観ではある。

 

理屈では理解できないストーリーにも感じられるが、感覚として感じることはできるような。映像や色彩、街並みや家具、ファッションなどがお洒落なことは観て分かる。でも、そこに描かれる人物たちの思考が私には斬新に映った。

 

おそらく、日本とフランスの文化の違いから、同じような出来事があってもそれに対する反応が違ってくるというか、価値観が違うために、日本人として生きてきた私には不思議に映るのかもしれない。

 

すぐに映画の中に入り込み、アメリと同じ世界に自分がいる感覚になった。

そうすると、日本人の私には不思議なことも、フランスで暮らしているアメリにとってはごく当たり前の日常であり、四角四面に考えて、周囲の目を気にして、言いたいことも言えずに、やりたいことも分からなくなり、多くの人に紛れ込んで弾き出されないように常識人を装い、もはや自分が何をしたいのか、何が好きで、何が嫌いなのか、何を求めて、何を大切にしたいのか、私という個すら失って、ただ無難に老いていくのを待つだけの自分に気が付いたのだった。

 

気づいたときに変わればいい。気づいたときに引き返しても、加速しても、進路変更したっていい。日々の日常は、私のとらえ方次第でどうにだってできるし、自分が主人公の自分の人生を皆送っているのだから。