高2の息子のお弁当作りも2年目を迎える。
忖度を知らない彼は、お気に召さないおかずは容赦なく残してくる。全く手付かずの日もあった。
いくら栄養を考えたとて、食べなければ意味はない。残ったおかずを捨てるのは、いつも忍びなく、悔しかった。
どうにかして、全部食べて欲しい。
食べて欲しいとお願いしたところで、反抗期の名残もあり、彼が聞いてくれるはずもない。彼が残さず食べたくなるようなお弁当で勝負するより他ない。
残飯の傾向を観察していくと、色んなおかずを詰め込むよりも、肉と米!みたいなシンプルなラインナップが良さげなことに気付く。
そこで冬場には、ランチジャーを購入し丼物メニューにしてみると、ほぼ完食が続いた。
どうだ!美味しいでしょ!
親子丼、カツ丼、カレー、ハヤシライス、野菜炒め・・全部食べてくれると嬉しい。栄養はさておき。
しかし、梅雨を迎え気温は上昇。ランチジャーでは、ご飯は保温できるが、おかずは微妙な温度帯となるため腐敗が心配される。もはや、これまでか・・
考えた挙句、スープジャーを購入した。
スープの保温はもちろんだが、保冷もできるので微妙な温度帯は避けられる。しかも、生米と熱湯を入れると、お昼時にはお粥ができてきる。保温だけでなく、勝手に調理もできるなんて。
ま、お粥の出番はまだないが、保温ご飯コンテナに米!、スープジャーには豚汁やおかずスープにしたところ、またしても完食が続いた。
ふん!美味しいでしょ!
次は、冷麺に挑戦しようと目論んでいる。
以前、別容器で持たせた残り汁をそのまま弁当箱に入れて持ち帰り、汁が漏れてたから、もう麺は出さないでと言われた過去へのリベンジ。
人知れず彼の弁当摂取率に対抗心を燃やし、リサーチ、試作を繰り返し、日々、データを蓄積していることを彼は知る由もない。
美味しく食べてくれればそれで良い。