satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

そういうタイプの管理者

「いいです、俺やりますから」

 

またしくじってしまった。

職場の管理者は、そういうタイプの人間であったことをつい忘れてしまい、手伝おうとすると、嫌な思いをするのはいつも自分。彼が悪いわけではない。

 

良かれと思って声をかけたり、手を出すと、ぴしゃっと否定される。おそらく、彼は否定しているつもりはなく、もしかするとこちらに負担をかけないように、すべて自分で引き受けているつもりなのかもしれないが、こちらからすれば、こちらの思いを受け取ってもらえずシャットアウトされ、不完全燃焼に陥る。悪いことをした気持ちにもなる。

 

自分が嫌な思いをしないためにはどうしたものか?

 

相手を変えることなどできないとよく言われる通り、こちらが変わるしかない。

考え抜いた結果、できるだけ彼に近寄らず、声をかけず、手伝おうなんてもってのほか、余計な口出しはせず、必要最小限の事務的なやり取りだけすることにしていた。

 

そうするうちに、なんだか自分がとても気の利かない人間になってきたようで、自ずとコミュニケーション能力も落ちていったように感じる日々。余計なことを言ってしまっては、また自分が嫌な思いをする、その事態を避けるために次第に笑顔は消えていったように思う。

 

もし、私なら・・・

 

好意はいったん受け止めて、お礼を言った後で、手伝いは不要なことを伝えたい。そうでなければ、一方通行になってしまうから。

良いことも、そうでないことも、投げかけられた気持ちや言葉は受け入れなくても良いが、受け止めてほしい。そうでなければ、全否定されているような気持になってしまうから。

 

彼と同じ職場で働くのは、なかなかの心構えが必要になる。いかにして、自分の平常心を保ち、そういうタイプの彼と上手くやっていくのか。

 

以前は世間話もしていたが、彼は自分の言いたいことを一方的に話し、相槌さえ必要としないようだった。もちろん、こちらの話に興味もないようで、何か聞かれることもない。話し手は常に彼であり、ただ聞き手に徹するのは、何の面白みもなかった。そんなんなら、壁に話しかければ?私はあなたのはけ口ではないとさえ感じたこともあった。

 

人の話を聞かない、意見を受け止めないことは、相手の存在を否定し、役割喪失にまでつながりかねないことがよく分かった。

 

もう少し、こちらがいやな思いをしないように対策を練ってみようと思う。