satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

おしゃれボーイ

私の生活は、日々の業務に追われ、現実には問題も山積みだが、大学一年生となったおしゃれボーイ(息子)の生活の様子を垣間見ると、なんだか楽しくなってくる自分に気づく。

 

前期で単位を落としてしまい、多少は授業に危機感をもって臨んでいるようだが、バンドのサークルとバイトが楽しくて仕方がなく、食事もとらずに自転車で駅まで飛ばし、自転車を忘れて帰ってくる。

 

自転車のバッテリーが盗まれても大した問題じゃないね。だよね。よくわかる。私も40数年生きてきて、短大時代が一番楽しい時期だった。

 

18歳成人でクレカを作り、残高不足で引き落としができず、再三クレカの会社から自宅に電話が来ても、ハガキが来ても慌てる様子も、悪びれる様子もなく、払うお金があるのか聞かれても「ないけど、どうにかするから」と、お金はないはずなのに先輩の誕プレを買うという。

 

いいよね、それくらい大きく構えていても。どうにかするのだものね。先輩大事だし。ブラックリストに載っても、ブラックカードみたいでカッコいいしさ。

 

珍しく一緒にコンビニへ行くと言い、「僕にも甘いもの買ってよ」と母の財布を気にしてか小さめのバウムクーヘンを手に取り小声で「半分こすればいいか」って、てっきり妹と半分こするのかと思っていたら、付き合う一歩手前の彼女とコンビニで待ち合わせていて、タイミングよく母に同乗できたって。

 

うん、半分こっていいよね。女子はそんな感じに弱いかも。コンビニまで歩かずに済んで良かったじゃん。楽しんで。

 

居酒屋のバイトにも慣れてきて、まかないの海鮮丼が上手かった、オーダー取るのも上手くなったって、その3日も洗っていない前掛けを普通に洗濯機に入れてくれる。

 

ま、ジーンズも洗うもんじゃないって何か月も洗濯しないのだから、前掛けだってそうだよね。普通に洗っても頑固な汚れやにおいは落ちないけれど、ちょっとにおうくらいがこなれ感があっていいかもね。さすが。

 

勝手に触られると分からなくなっるから片付けなくていいよって、部屋に何本も飲みかけのペットボトルが散乱し、お菓子やアイスの袋を放置。洋服オン洋服。ソファーの隙間にやたらと何かしら挟み込む。子供のころからの習慣。

 

ワイルドだろう?食べかすめがけてアリが行列作ったって、床がべたべたしたって命には関わらないものね。ゴキブリはびっくりするけど地球にやさしく共存の道を歩まなくてはね。今、片付ける必要性はないし、気が向いたときに自分で片付ければいいし、第一、飲みかけのペットボトルが何本溜まろうが居心地がよければいいのさ。

 

理解しようと思うのは諦めた。そうなんだと受け止めることにした。おしゃれボーイ的にはそうなんだ。逆に、なぜ私はそう思うのか?そうする必要があるのか?自分の固定観念を見直す機会にもなり、ガッチガチになって生きていることに気づく。おしゃれボーイのように、今を楽しんでいくことにした。