satoimo's diary

人生も折り返し地点を過ぎた。自分を大切にするためには...

once upon a time in hollywood

once upon a time in hollywood

を観た

 

予告編で目にしたブラピが気になっており

もちろん映画でもかっこよくて

映像も良い感じだった

 

実際に起こった事件であり

フィクション部分もあるようだが

作品の感想云々ではなく

感じたことが2つある

 

1969年

まだ私は存在していない時代だが

映画や書籍などによりその頃の雰囲気はイメージできる

何となくヒッピーファッションに憧れた時期もあった

懐かしさを感じるアナログな映像

 

特に白黒映画を観ると思う

 

この映画に出演した人たちは

皆歳を重ねて人生を全うし

皆一様に終焉を迎え

もうこの世界には存在しないのだ

 

年末にBSで放送された

ドリームガールズを観た際も同様に

スクリーン(画面)に映る彼女らは

キラキラしていて

若くて

確かにその時そこで生きていた

しかし

皆平等に時の流れにだけは逆らえない

いくらお金があっても だ

 

もちろん

年老いていくことが悲しいわけでもない

いつまでも若いのも恐怖である

(映画:永遠に美しく みたいに)

 

そんな

その時輝いている映画俳優たちを見て

自分も確実に年を重ねており

映画のように2時間で一生を終えるわけではないが

もっと楽しく生きてみても良いのではないか

と思うのである

 

どんなものでも

この世に生を受けたものは

やがてなくなってゆくもの

 

それを目の当たりにして

再確認するのが

私にとっては映画であることが多い

 

ならば

自分で勝手に無理だと思い込んでいることにも

挑戦してみた方が良い

やりたいことはしておいた方が良い

嫌なことは無理にしなくても良い

自分と対話しながら1日1日を味わって過ごしたい

 

映画のメッセージとはかけ離れた感想だが

そう思うのだ

 

もう一つ感じたこと

 

ラスト13分

気持ちよいくらいにバイオレンスなのだが

ブラピはとてもかっこよいのだが

執拗に頭を叩きつける場面に

おそらく本能的に目を伏せてしまった

 

見ているのも辛いとはこのこと

 

自分が頭を叩きつけられているようで

なんとも言えない感覚

画面越しに見ているだけなのに

痛い・・

演技力が素晴らしいともいえる

そして

自分の中に潜在的に保持していた母性なのだろうか

やはり

私は人を痛めつけることはできない

戦争なんてできない

人の痛みは自分の痛みに感じる

そう思った

 

自分の身に危険が迫った時はどうするだろう?

 

おそらく

腰を抜かして動けなくなるかもしれない

仕方がない

 

私は女だということも

再確認したのだった