ケアマネの私とオフの私の日記

書くことで気持ちの整理をしていきたい。。

2020-01-01から1年間の記事一覧

妖怪 はよぉはよぉばばぁ

2歳くらいの女の子と母親 梅雨明け直後の日照りの中 手を繋いで 坂道をゆっくりと 登っていた 外はとても暑い そんなことはお構いなしに 2人は 道端の花に立ち止まる その横を足早に通り抜け 訪問先に向かった そんな時期もあったっけ 昼間にお散歩しなけれ…

ストレスフリー

季節やコロナ禍の影響もある。 なんだか疲れが取れなくて、気分も沈みがちなここ数か月。こういう時には何もしないに限るのだが、あまりにも長丁場になりそうで、ちょこちょこ試すことにした。 気分転換を・・・ ・温泉入浴 ☆☆ 久しぶりに近所の銭湯(温泉)に…

反省文

息子の通う高校はスマホ所持はOKだが、学校内での使用は禁止。 入学当初に誓約書に署名した。 ある日の午後だった。 見知らぬ番号からの着信に折り返すと、高校の担任の先生からだった。 「帰ったら本人からも話があると思いますが、学校内でスマホを使って…

自由

一瞬で目を奪われた。 土曜の朝一に国道から1軒入ったお客様宅へ訪問した時だった。狭い駐車場に何とか車を停めて玄関に向かって路地を歩いていた。 朝も早いため、いつも人通りなんてないのだが、その日は人影が視界に入った。 一瞬で目を奪われた。 細身の…

歯科医での妄想

3か月に1度、通勤路にある歯医者へメンテナンスに行く。今や常識ともいえる予防歯科というもの。 歯科医師の男性は脂ののったアラフォー世代で、おそらく私とそう変わらない年頃だ。1人で4~5人の歯科衛生士さんたちと診療にあたる。個人のデンタルクリニッ…

お賽銭Withコロナ

いつものランニングコースに神社がある。境内までの100段近い階段を上りきり、鳥居をくぐる際に軽く一礼して、誰もいないお賽銭を洗う水道(何という名称なのだろうか?)へ向かった。 「コロナウィルス感染拡大防止のため、柄杓は撤去します」 A4用紙に黒…

害獣②

90歳を間近に控えた一人暮らしの高齢女性。過去には国家公務員も経験し、今でも知的な部分を感じられる。一般的に言うごみ屋敷に居住し、ヘルパーによる買い物支援が唯一の生命線。夜のアナグマとの格闘に備えて、日中は和布団に横たわって睡眠をとっている…

10倍返し

霧雨でメガネは曇り、雨と汗でグシャグシャになりながら、神社から続く坂道を駆け下りていく。そして、昨日の自分を振り返っていた。 昨日は朝からイライラしていた。はっきりと原因を探さぬまま、自分の気持ちに気づかぬふりをしてやり過ごした。そういう時…

信用

彼に頼まれネット注文していた服が1枚だけ、後日配送となっていた。 「お母さん、ちゃんと頼んでくれたの?まだ来てないの?」 帰宅早々、畳みかけられる。彼は私の地雷を踏むのが得意らしい。 「ちゃんと頼んだし、注文画面はスクショして送ったでしょう?…

特別定額給付金

世帯主である私の口座に振り込まれた 本当に給付されるのかあいまいな頃 高1の彼は、私が独り占めするかもと思っている と中1の彼女にほのめかしていた そんなつもりは毛頭なかっただけに 腹立たしかった いつものことである 各々通帳に入金して渡した 彼は…

理由

年に1回しか美容院には行かない。 言い換えれば、年に1回は美容院へ行く。 自宅でハナヘナをしており、時折前髪を切るくらだ。だが、気分転換に美容院で髪を切りたくなった。 いや、待てよ 髪を切ったとして、必ず問われる。 「わぁ、もったいないどうしたの…

ガム&ドーナッツ

板ガム まだ販売されているのだろうか? 母がよく食べていたのは 金色のパッケージで縦長のもの 花の香りがしたような気がする ネット検索によると 「ロッテのEVE」にヒットした 出かけた際に一枚もらうのが嬉しくて 花の香りが口中に広がり 大人の女性にな…

可視化&数値化

心臓の大手術を受け、現在自宅療養中の80代女性。最近になって、術後の痛みが増強し、左背部から胸にかけて、鋭利な刃物で繰り返し突き刺されるような痛みがあるという。その痛みがある際には、会話もままならず苦悶の表情となり背中を丸めてじっと痛みが去…

社会秩序

1980.5.18 韓国での出来事を私は知らなかった。 映画『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』 映画に映し出される街並みは、どこか日本と似ていた。それもまた、この出来事をよりリアルに感じさせる。それほど昔の事でもない、つい40年ほど前のことだ。民主…

害獣①

しとしとと、昨日から弱い雨が降り続いている昼下がりの事だった。車も通れない路地裏の突き当りに、その家はある。外壁は昔ながらの木造りで、床下は丸見え、木枠に薄いガラスのはめ込まれた玄関の引き戸の下のガラスは割れ、ビニールの緩衝材をガムテープ…

概念

月末に仕事が立て込み、どうも気になって早朝4時に目覚めた。普段は見ることのない時間帯のテレビをつける。 「テレビショッピング」を見るのは数年ぶりだろうか。ルームランナーの紹介をしており、どうやら電源はなく、自分でその上を歩く動作が動力となり…

タピオカ

私の生活圏域にやっと進出してくれた「タピオカドリンク専門店」 第一次タピオカブームの際は、乾燥タピオカを購入しココナッツミルクと混ぜて自宅で楽しんだこともあった。当時のものは、無色透明でとても小粒だったと記憶している。 最近は、コンビニなど…

私が間違っていたようだ。 確かに、男はアルコール依存症で、仕事は長続きせずに、常に金欠状態、欲しいものがあると私にねだる。母が入用だからと出産一時金を要求され、給付金も手渡した。家賃のために保管していたお金も持っていかれ、とかく金遣いが荒い…

新しい生活様式

毎日、仕事と職場の往復で、たまにスーパーで食料品を購入するくらい。マイカー通勤であり、通勤時に人との接触もない。少し、本気を出せば、仕事の日でも片手で足りるほどの人としか濃厚接触しないことも可能である。 朝のジョギングも、早朝であり片田舎で…

デジタル化勝山化

心疾患で入退院を繰り返す女性について。看護師からケアマネへ転向した上司は、デイサービス利用時に不整脈の確認までしてほしいという。さすが、看護師。確かに毎月の記録にある脈拍の数字では分からない不整脈。私も看護師になれば良かったなんて考えなが…

歯間ブラシ

虫歯になってから行くものが、歯医者の常だと思っていた。 数年前、キャラメルを食べて(噛んで)いた時、奥歯の銀歯が外れた。その緊急事態に、通勤途中の歯医者に寄ったことがきっかけで、数か月おきにメンテナンスに通うこととなった。 まだ若い歯科医の…

王様の耳はロバの耳

「王様の耳はロバの耳!!!」 井戸に向かってそう叫びたくなることが月に数回ある。(近所に井戸がないのは残念だ) 居宅介護支援のケアマネは毎月1回以上、お客様宅を訪問し、介護サービスに支障はないか、生活でお困りはないかなど面談を行うのが務めであ…

ミニマリスト

ある本を読み進めると、注釈もなく当然のように出てきたフレーズ「ミニマリスト」。どこかで聞いたような、見たようなカタカナが気になり検索してみる。 例のごとくWikipediaによると ミニマリストとは、 最小限の物だけを持って生活するライフスタイル とあ…

日記

学生時代に受けた性格診断か何かで、日記をつけた方が良いとのコメントがあった。もともと、自分の意見を言葉にして話すのは苦手で、文章にして書き出す方がまだ良かった。それまでにも、たまに日記を付けたりしていた。その内容は、その日の出来事、その時…

「ヤンキー」

取引業者さんに珍しい苗字の方がいらっしゃる。その方の顔を見るたびに、中学時代のいわゆる「ヤンキー」な彼女を思い出していた。 「ヤンキー」もはや死語なのかもしれないが。 二つの小学校区からなる市街地の外れの中学校に通っていた。入学後間もなく、…

「ウイルスの次にやってくるもの」

ネット注文していた品物が届いた。何が入っているのか分かってはいるが、段ボールを開封する時には年甲斐もなくドキドキ、ワクワクしてしまう。品物は丁寧に薄い紙に包まれ、注文した覚えのないものも入っていた。「ん?」社長からの直筆メッセージがプリン…

卒業「エレーン!!」

高校の担任は、双子の女子高生をもつお母さん先生だった。1クラスのため3年間生徒も担任も持ち上がりだった。そのお母さん先生は、サイモン&ガーファンクルの大ファンだったらしく、朝の学活の際など、その楽曲の話をよくされていたのを覚えている。たまに…

進化

QuicPayコインとは コンパクトなコイン型のクイックペイであり、ランニング時にリストバンドに装着したり、コインケースに入れたりと、手軽に持ち運びができるもの らしい。 80歳代前半、一人暮らしの女性宅で初めて目にしたそのコイン。昔、編み物をしてい…

校長の式辞

卒業式や入学式の式辞なんて 当たり障りのない形式的なものばかりだと 思っていた 現に今年は小中の卒業式に加え 中学校の入学式を終えており 特に印象に残るフレーズもなくやり過ごしていた 今年は 皆口をそろえてスピーチの冒頭は 「新型コロナウィルス感…

終の棲家

夢占いの女性と、彼女の終の棲家探しに出かけた。彼女は現在、市街地のアパートに一人暮らしである。2階の住人が電気を流してくからテレビも置けないと真剣に悩んでいた。事実は確認できていないが、彼女にとってはそれが事実なのだ。 「緑に囲まれて静かな…